公務員から民間企業へ転職するときの志望動機の書き方のコツ

転職志望動機,公務員,履歴書

今回のポイント
  • 公務員から民間へ転職を考えている方に向けて、志望動機の書き方のコツを紹介
  • 志望動機で公務員の悪い点をあげつらうようなことは絶対にするな!
  • 公務員から民間への転職はまだまだ難しいからこそ、基礎である志望動機をしっかりと書こう
公務員から民間企業へ転職するときの志望動機の書き方のコツ

公務員から民間企業へ転職するときの志望動機の書き方のコツを解説

公務員から民間企業への転職を考えたことはありませんか?

安定した公務員の業務ももちろん素晴らしいけれど、

転職者
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民間企業でもっと自分のキャリアを伸ばしたい!

そう思ったことがある方は少なくないと思います。

目指す企業へ転職するために、必ずといっていいほど求められる『志望動機』。

そこで今回は、公務員から民間企業へ転職を果たした筆者が、志望動機の書き方のコツをお伝えします。

そもそも志望動機って何を書けばいいの?

志望動機は、その名前の通り、あなたがなぜその企業に転職したいのか、どこに魅力を感じたのかを企業に伝えるためのものです。

書類審査において志望動機に重点を置いている企業の多くは、「転職にかける熱意」を見ようとしています。

なぜ転職したいのか。どうしてこの会社を選んだのか。そして、この会社に入った時、あなたは何ができるのか。

これらをしっかりとアピールした志望動機を書くことが大切です。

公務員から民間へ転職するときは、志望動機に何を書けばいいの?

民間企業に転職するにあたって、求められているのは「即戦力」です。

ノンキャリアではなく、キャリアのある人を採用するからには、コストをかけずにすぐに戦力になってほしいと思うのは当然のこと。

まずは転職したい民間企業の業務内容をしっかりと調べ、この部分であなたが戦力になれると思う箇所をしっかりと書いてアピールすることが大切です。

公務員から民間への転職は、通常のキャリアアップの転職とは違い、特殊な目で見られがちです。

なぜ安定した公務員の職を離れて民間へ転職するのか。

そして、最も問題点になるのが、「仕事ができるのかどうか」です。

公務員の職務は確かに激務です。

ただ、民間企業と違い、決まった内容が初めからあり、それに向かって必要な業務を進めていくことが多く、一から何かを生み出すような柔軟性を求められない業務内容であることが多いのも事実。

いざ民間企業へ入った後に、仕事のやり方が真逆で戸惑ってしまうケースも後を絶ちません。

そのため、まずは自分が民間企業で何ができるのかをよく考えてみましょう。

それでは、公務員から民間へ転職を考えている方に向けて、志望動機を書くにあたってのコツをお伝えします。

志望動機のコツ1:なぜその会社を選んだかをしっかりと書く

公務員を退職してまで、なぜ転職したいのか。

「ただキャリアアップしたかったから」や「自分の権限でできることが少ないから」などの漠然とした理由ではなく、

  • いつ
  • どのような場面で転職しようと考え
  • 競合他社がある中でなぜこの会社を選んだのか

この内容をしっかり押さえることが志望動機を書く上でとても大切です。

志望動機のコツ2:前職(公務員)での職務内容をおとしめるようなことは書くな

志望動機だけにとどまらず面接の際にも気をつけると良いのですが、公務員の悪い点をあげつらうようなことは絶対にしてはいけません

「長時間労働で自分の時間が持てず、疲れてしまった。」

「自分の権限でできることが少なく、嫌になってしまった。」

などのマイナスな内容を志望動機に書いてしまうと、採用を考える際にマイナスなイメージを植え付けてしまいます。

例えば、下記のように書き換えてみましょう。

長時間労働で自分の時間が持てず、疲れてしまった。
 ↓
長い時間勤務につく中で、自分の出来ることを改めて考え、民間企業で働く方が自分の力をしっかり発揮できると考えた。
自分の権限でできることが少なく、嫌になってしまった。
 ↓
様々な業務に携わる中で、他の方がやっている業務についても自分で効率化が図れるのではないかと考えていたが、公務員という業務の中では実現が難しく、こちらの企業のこの業務内容なら実現ができると考えた。

このように書き換えることで、マイナスなイメージではなく、業務に向き合う姿勢を見せることができます。

志望動機のコツ3:あなたがその企業で何ができるかを明確に、前職(公務員)での職務内容と絡めて書く

そして最後に、即戦力をアピールするために必要な、あなたの実力を伝えていきます。

公務員は確かに発展性の少ない業務が多いことがありますが、その点書類作成や資料作成に長けているかもしれません。

自分の強みを具体的に書くことでよりアピールすることができるでしょう。

ただ資料作成に強いと書くのではなく、目的を達成するためにどのような工夫をして資料作成をしていたか、その経験が転職後どのような場面で強みになるかをしっかりと抑えて志望動機を書いていきましょう。

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民間へ転職するには自分をしっかりアピールする志望動機を書く

公務員から民間へ転職するときの志望動機の書き方のコツを紹介しましたが、いかがでしたか?

公務員から民間企業への転職は、ハードルが下がってきているとはいえまだまだ難しいことも多いです。

自分をしっかりアピールする志望動機を書いて、目標の企業へ転職を成功させてくださいね。