【TOP7】ADHDの就職・転職支援!おすすめエージェントや就労移行支援

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ADHDの就職支援・転職支援!おすすめのエージェントや就労移行支援を紹介
ADHDの方におすすめのエージェント

就職・転職支援を見る

ADHDにおすすめの就職支援・転職支援を紹介

今回は、ADHDの就職支援・転職支援に特化したサービスを厳選して紹介します。
軽度~重度の方まで、幅広くADHDのひとに対応しているところを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

ここでは、サポートの質やトレーニングプログラムの充実度、ADHDへの理解度、実績などを総合的に見て、本当にADHDの方におすすめできる就職支援・転職支援だけを掲載しています。

ADHDとは

不注意(集中力が続きにくい)、多動性(じっとしていることが苦手)、衝動性(動作や行動を抑えにくい)の3つの要素がみられる発達障害の1つです。
長時間集中する作業が苦手、計画を立てる前に行動に移すなど、仕事や社会的な活動に支障をきたすことがあります。

引用:LITALICOワークス

ADHDの就職支援・転職支援は2種類ある

ADHDの就職・転職支援には、つぎの2つがあります。

ADHDの就職・転職支援の種類
就労移行支援
障がい者向けエージェント

中等度~重度のADHDのひとには、働き出すためのトレーニングを行ってくれる就労移行支援」がおすすめです。

一方で、軽度のADHDでトレーニングなどは必要ない、少しでも早く会社で働きだしたい、という人は就労移行支援なしの就職支援・転職支援である障害者向けエージェント」がおすすめです。

就労移行支援と障害者向けエージェントの細かい違いについては、このページの『就労移行支援とエージェントの違い』をご覧ください。

ADHD向け就職支援・転職支援はこんな人におすすめ

ADHD向け就職支援・転職支援はこんな人におすすめ

ADHDのひとは、仕事をする上でさまざまな悩みや不安を抱えています。とくに、次のようなものが多い印象です。

ADHDが仕事上で抱えている悩み
ミスが多く、仕事に支障をきたしてしまう
遅刻が多い
整理整頓がうまくできない
計画や段取りを組んで作業を進めることができない
作業に集中できない
興味のあることしかやる気になれない

こういった悩みや不安を抱えているADHDのひとは多く、自分や家族だけで適した就職先を見つけるのはとても困難です。

条件に合った求人を探すのに時間がかかってしまったり、その職場が本当に適しているのか、労働環境はどうなっているのか、など実際に働き出してみないと分からないこともたくさんあります。

そういったADHDの方にこそ、ここで紹介しているような就職支援・転職支援をおすすめします。就労移行支援や障害者エージェントでは、職場環境や実際の仕事内容などに精通しているひとが多く、ヒアリングやトレーニングを通してあなたに最適の職場を紹介してくれるからです。

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年齢・エリア・障害者手帳の有無・就労移行支援からADHD向け就職支援・転職支援を選ぶ

ADHDの方におすすめの就職支援・転職支援を年齢、エリア、支援している障害の種類、障害者手帳の有無による利用可不可、就労移行支援の有無を軸にまとめています。

あなたに合った就職支援・転職支援を利用してみてください。
就職支援・転職支援年齢エリア障害の種類障害者手帳の有無就労移行支援
Cocorportどの年代でも東京、神奈川、千葉、埼玉
大阪、愛知、福岡
全般問わずあり
ミラトレどの年代でも東京、神奈川、千葉、埼玉
愛知、大阪、兵庫
全般問わずあり
LITALICO
ワークス
どの年代でも全国全般問わずあり
dodaチャレンジどの年代でも全国全般あり、申請中なし
atGPどの年代でも全国全般あり、申請中なし
atGPジョブトレ
発達障害コース
どの年代でも東京、千葉、神奈川、埼玉
大阪、京都、兵庫、奈良
発達障害あり、申請中
申請前
あり
atGPジョブトレ
IT・Web
どの年代でも東京、千葉、埼玉全般あり、申請中
申請前
あり

ADHDにおすすめの就職支援・転職支援7選

それではおすすめのADHDの方向けの就職支援・転職支援を紹介します。
今回は、障害者のキャリアサポート実績が充実している『就労移行支援』と『障害者エージェント(就労移行支援なし)』の就職・転職サービスを掲載しています。
候補は1つに絞らず、まずは複数のサービスに登録するのがおすすめです!
そして最初の見学会や説明会に参加して、その中で自分のレベルにあったところを利用しましょう。

就労移行支援 5選

就労移行支援が必要ないという人は次の項目の『障害者エージェント(就労移行支援なし)』の就職支援・転職支援を利用してください。

失敗しない 障害者キャリアサポート選び決定版!

おすすめ就職・転職支援|Cocorport(ココルポート)|バランスの取れた多彩なプログラムですべての障害者におすすめ

おすすめ就職・転職支援|パーソルチャレンジ・ミラトレ|人材大手が運営する就労移行支援

おすすめ就職・転職支援|LITALICOワークス|全国で幅広く展開、知名度の高い就労移行支援

おすすめ就職・転職支援|atGPジョブトレ 発達障害コース|発達障害のひとに特化した就労移行支援

おすすめ就職・転職支援|atGPジョブトレ IT・Web|IT・Webに興味がある障害者におすすめの就労移行支援

障害者エージェント(就労移行支援なし)2選

就労移行支援が必要という人は前の項目の『就労移行支援』付きの就職支援・転職支援を利用してください。

失敗しない エージェント選び決定版!

おすすめ就職・転職支援|dodaチャレンジ|人材大手が運営する障害者エージェント

おすすめ就職・転職支援|atGP (アットジーピー)|障害者エージェントのパイオニア

ADHDの就職支援・転職支援の内容/登録後の流れ

障害者の雇用支援を行っているエージェントのサポート内容と登録後の流れは次のようになっています。

エージェントによって、サポート内容が若干異なったり、順序が入れ替わったりしますが、ここでは一般的な障害者エージェントのサポート内容を紹介しています。

エージェントのサポート内容,登録後の流れ(障害者)

就労移行支援とは

就労移行支援とは、障害者総合支援法に定められた「障害福祉サービス」のひとつです。障がいのある方が就労に向けたトレーニングを行い、働くために必要な知識やスキルを習得し、就職後も職場に定着できるようサポートを行います。

引用元:Cocorport(ココルポート)

サポート内容・登録後の流れ詳細

1.登録 / 予約する(無料)

1.登録 / 予約する(無料)

障害者エージェントの公式サイトで、必要な情報を入力して登録、もしくは予約を完了させしましょう。

また、障害者手帳を所持している(申請中も含む)、障害者の方しか利用できないエージェントもあるので各エージェントのホームページで確認をしてください。

最近のエージェントの傾向として、登録が簡単で、すぐに完了できるところも増えてきています。名前や電話番号、メールアドレスなど以外は選択式で会員情報を入力できて、あまりストレスがかからず登録できるのは良いですね。
2.本人確認の連絡

2.本人確認の連絡

登録後は、電話もしくはメールなどで本人確認の連絡が来ます。

(聴覚障害など、電話が困難な方へはメールで本人確認の連絡がくるので、普段使っているメールアドレスを登録しましょう。)

登録内容に誤りがないことをきちんと確認しましょう。

また、初回面談や見学などの日程調整がおこなわれる場合もあるので、障害者エージェントを利用する際は自分のある程度のスケジュールを把握しておいてください。

障害者エージェントによっては本人確認のついでに、経歴や就職、転職意志などの簡単なヒアリングも行われることがあります。時間にして10~15分、長い場合だと20分くらいは掛かってしまう場合もあるので、時間が無いときは後ほど折り返すか、折り返しの電話をしてもらうよう頼みましょう。
3.説明会 / 見学 / 体験 / キャリアカウンセリング

3.説明会 / 見学 / 体験 / キャリアカウンセリング

まずはじめに、説明会や施設見学、研修体験などを行っているエージェントもあります。

それらの過程をへて、最終的にその障害者エージェントを利用しようとなった方に対して、本格的にエージェントが就職・転職サポートを行ってくれます。

また、キャリアカウンセリングでは、エージェントの担当者と対面(もしくはテレビ電話など)で面談を実施し、あなたの経歴やスキル、キャリアデザインや希望条件などのヒアリング、アドバイスなどが行われます。

このキャリアカウンセリングは、企業の選考とはまったく関係の無いものです。リラックスしてあなたの本音を伝えるようにしましょう。
4.就労移行支援(スキル学習・研修期間)

4.就労移行支援(スキル学習・研修期間)

就労移行支援を設けている障害者エージェントもあります。

ITやWeb関連の新たなスキルを身に着けられる研修を実施しているところや、働くことに慣れてもらうために研修を実施しているエージェントがあったりと、まちまちです。

あなたのニーズに合った障害者エージェントを利用するようにしましょう。
5.求人紹介

5.求人紹介

キャリアカウンセリングの結果や研修の内容を元にあなたの適正を判断し、将来のキャリアデザインや希望に合った求人を複数紹介してくれます。

紹介される求人の数は、障害の種類やエージェント、研修内容、キャリアカウンセリングの結果によってまちまちです。1、2件しか紹介されない場合もあれば、5件以上の紹介をされることもあるでしょう。
6.応募書類添削

6.応募書類添削

エントリー先が決まれば、次に行われるのは応募書類の準備、添削です。

履歴書や職務経歴書の基本的な書き方から魅せ方まで、丁寧に添削をしてくれます。

エージェントの人は何百、何千という障害者の方の応募書類を見てきたプロフェッショナルです。エージェントの添削に頼れば、書類作成に自信がないという方でも安心ですね。
7.求人へ応募

7.求人へ応募

応募書類が完成したら、あなたの担当者が企業に提出をしてくれます。

応募書類の提出と一緒に、推薦文や推薦コメントを企業の人事担当に伝えてくれ、書類選考を有利に進められるのも障害者エージェントのメリットです。

求人サイトを利用する場合は、自分ひとりで応募書類をそろえ、エントリーなどの手続きも自分でやらなくてはいけません。もちろん、あなたを推薦してくれる人もいないでしょう。
こういった点でも、求人サイトよりも障害者エージェントを利用するほうがメリットは大きいと言えますね。
8.面接対策

8.面接対策

面接の対策では、基本的なマナーや受け答えの仕方、自己PRや志望動機、障害の内容の伝え方などをアドバイスしてくれます。

また、エントリー先企業ごとの面接対策も実施してくれる場合もあります。

それぞれの会社の業界や職種にマッチした面接対策はもちろん、採用担当者が何を求めているのか、というような面接の本質的なことまでを伝授してくれます。

アドバイスや対策を教えてくれるだけでなく、模擬面接の実施もしてくれるので、緊張せずに本番に臨むことができると思いますよ。
9.採用選考・面接

9.採用選考・面接

面接対策が終われば、いよいよ企業の採用担当者との面接に入ります。

面接の準備や選考スケジュールの調整などは、担当のカウンセラーがすべて行ってくれるので安心です。

また万が一、採用選考に漏れてしまったとしても、その理由を知ることができるのも障害者エージェントを利用する大きなメリットです。

残念ながら選考に漏れてしまったときには、エージェント側が落ちた理由を企業の採用担当者に確認をしてくれ、あなたに採用選考のフィードバックを伝えてくれるようになっています。
その内容を次の応募先企業との面接に活かすことができるので、ひとりで行う就活・転職活動よりも圧倒的なアドバンテージを得ることができるでしょう。
10.内定・入社サポート

10.内定・入社サポート

内定が出たら、エージェントの担当者から連絡が来ます。

入社日程の調整や、ときには給与面などの条件交渉も責任を持っておこなってくれるので、最後まで障害者エージェントに頼ってしまいましょう。

また、いまの会社を退職するときの手続きや退職ノウハウなども持っているので、「会社にどう退職を伝えれば良いのか分からない」などの悩みを持っている場合にも、エージェントは頼りになります。

内定が出たあとは、新たな会社への入社に備えて、健康面やメンタル面も含め万全の体制を整えましょう!

ADHD向け就職支援・転職支援を選ぶときの手順・見るべきポイント

ADHD向けの就職支援・転職支援を選ぶときの手順や見るべきポイントを紹介します。

ADHDのひと
ADHDのひと
就労移行支援やエージェントがいっぱいあってどれを選べばよいか分からない…

と悩んで、なかなか最初の一歩が踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。

以下の手順に沿って選択肢を絞っていくと、よりスムーズにあなたに合った就職支援・転職支援を選ぶことができるので、ぜひ参考にしてください。

就職支援・転職支援を選ぶときの手順・見るべきポイント
就労移行支援が必要か、必要じゃないかを考える
住んでいる・働きたいと思っている地域の求人があるのか、その地域をサポートしているのかを確認
自分の障害を支援しているかを確認
障害者手帳の有無によりサービスを利用できるかを確認
説明会・見学会・体験・初回面談などを受ける
自分に合った障害者エージェントの利用を開始

ADHDの就職支援・転職支援の種類|就労移行支援とエージェントの違い

ADHDの就職・転職支援には「就労移行支援事業」と「障害者向けエージェント(人材紹介会社)」の2種類があります。

就労移行支援は、主に就労するためのトレーニングに重きを置いた就職・転職支援です。ADHDが中等度~重度のひとでも利用できるのが特徴です。

一方で、障害者向けエージェント(人材紹介会社)は、求職者の就職・転職活動の支援に重きを置いたサービスです。就労移行支援とは違いトレーニングなどはなく、純粋に就職先や転職先を探している、ADHDが軽度のひとにおすすめです。

就労移行支援とエージェントの特徴の違いを表にまとめます。

(〇:あり、×:なし、△:事業者によってあったりなかったり)

 就労移行支援エージェント
説明会・見学会・体験×
キャリア相談
働き出すためのトレーニング×
スキルを身に付けるトレーニング×
職場体験などの実践トレーニング×
求人紹介
応募書類作成サポート
面接対策サポート
企業とのスケジュール・条件調整など
入社後の職場定着支援

就労移行支援についてさらに詳しく知りたいという方は、下記の記事もご覧ください。

ADHDの就職・転職は難しいのか?

ADHDの就職・転職は難しいのか?

障害者の就職件数・就職率

まず、厚生労働省が公表しているハローワークを通じた障害者の職業紹介状況を見てみましょう。

 就職件数対前年度差就職率(%)
身体障害者20,0255,459件減
( 21.4%減)
34.7
(6.4ポイント減)
知的障害者19,8012,098件減
( 9.6%減)
57.7
(1.7ポイント減)
精神障害者40,6248,988件減
( 18.1%減)
42.6
(3.6ポイント減)
その他の障害者9,3903,222件増
(52.2%増)
38.2
(1.6ポイント増)
合計89,84013,323件減
( 12.9%減)
42.4
(3.8ポイント減)

参照:厚生労働省「令和2年度 ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況などの取りまとめを公表します」

合計の就職率は42.4%、コロナ禍の影響により前年度と比較した場合に3.8ポイント減となっています。その他の障害者についての就職率以外が減少傾向にあるのは、経済状況が落ち込んでいるいま仕方のないことだとは思います。

ADHDの就職率

ADHDなどの発達障害はその他の障害に分類されます。ということでその他の障害者の就職率に注目をしてみましょう。

身体障害者のつぎに就職率が低いことが分かります。ADHDを抱えているひとが就職する割合は、38.2%と全体の約1/3にとどまっています。ちなみにその他の障害者の就職率はコロナ以前もいまと同程度の水準で推移していました。

このことからADHDのひとは、ほかの障害を抱えているひとよりも就職がしにくい傾向にあると言えます。

そんな中で、厚生労働省主体で障害者の雇用率をもっと上げていこうと働きかけていて、障害者の法定雇用率の引き上げなどを行っています。

採用する側の企業では、障害者を採用するための環境整備が十分でないことや、ほかの社員の理解がまだまだ足りない、といった問題を抱えていますが、今後はより障害者を受け入れやすい社会に向かっていることは間違いないでしょう。

ADHDの就職支援・転職支援以外の障害者の就活・転職活動に関するノウハウ

まとめ|あなたに合った就職支援・転職支援は見つかりましたか?

今回は、ADHDのひとにおすすめの就職支援・転職支援サービスを紹介しました。

就労移行支援や障害者向けのエージェントは、求人を探しているADHDのひとにとって強い味方となることは間違いありません。

少しでも気になる就職支援・転職支援があったら、ぜひ最初の相談会や説明会などに参加してみましょう。いままでに出会えなかった求人や、あなたに必要な就労トレーニングがきっと見つかるはずです。

ADHDの方でも働きやすい職場は数多くあります。
キャリアの選択肢を1つでも増やせるよう、さまざまな支援サービスを利用してみましょう。