質問『希望の部署以外に異動しても大丈夫ですか?』の上手な答え方|転職の面接対策
- 基本的には「希望の部署以外にも異動できます」と答える
- 「異動が嫌」でも否定せずに「条件によっては受け入れる」姿勢を見せる
- 「異動できます」という回答の中に自分の希望も盛り込んで伝える
転職面接で聞かれる「希望の部署以外に異動しても大丈夫ですか?」の上手な答え方を解説
転職する人の中には、自分の仕事にこだわりを強く持っている人がいます。
しかし会社は組織であり、全員が全員、自分の就きたい職種に付けるとは限りません。
希望の部署以外に配属となってしまう人もかなりの割合でいます。
会社側としても、労働者の仕事に対するモチベーションを維持するために、なるべく希望の仕事をさせてあげたいという思いを持っているのも事実です。
そういった現状を踏まえ、転職面接では転職者がどれくらい仕事内容にこだわりをもっているかを問う質問がされるのです。
そこで今回は、転職面接でよく聞かれる質問「希望の部署以外に異動しても大丈夫ですか?」の上手な答え方をお話しします。
会社員である限り基本的に「希望の部署以外でも異動は受け入れる」と答える
転職者の中には、仕事へのこだわりが強すぎてしまい、会社員であることを忘れてしまう人がいます。
この気持ちはとても理解できます。
しかし、転職してもいち企業に所属する会社員であることは変わりません。
会社は組織であり、組織の一員としてできるだけ会社の意向に沿うことは必要でしょう。
異動は会社が適材適所や人員補強、キャリアパスなどを目的として行うことがほとんどです。
なにも適当に異動先を決めているわけではありません。
ですので、転職面接で異動について話が出た時には基本的には「異動できます」と答えるようにしましょう。
しかし、転居を伴う異動がある場合は話が変わります。
転居はプライベートにも関係があるため、すべて会社の意向に従う必要はありません。
家族の事情などで転居が難しい場合は、転職面接で「異動は可能ですが、転居を伴う異動は難しいです」と答えてもいいでしょう。
この場合は、なるべく理由を付けて答えるようにしましょう。
希望の部署へのこだわりが強く「なるべく異動したくない」ときの上手な答え方
本来ならば異動は素直に受け入れるべきですが、希望の部署ややりたい仕事があって転職する場合には、ある程度自分の希望を伝えても良いのではないでしょうか。
例えば、営業部で外回りを経験してきた人が、同じ営業部でも売り上げや戦略を担当する仕事を求めて転職活動を始めたとします。
その場合は、実務経験を買われて前と同じ外回りの営業担当にされてしまう可能性があります。
しかし転職者は、外回りではなく戦略担当を希望しているため、前と同じような部署への異動は希望しないでしょう。
このような場合は、転職理由と合せてそれとなく
とアピールしてみましょう。
それでも
と聞かれたときには、
というように答えてもいいでしょう。
真っ向から
と答えてしまえば、そこで採用は見送られてしまうでしょう。
たとえ心の中で「異動は嫌だ」と思っても、真っ向から否定するのではなく「条件によっては受け入れる」という姿勢を見せましょう。
「希望の部署以外に異動しても大丈夫ですか?」の質問の上手な答え方
希望の部署以外に喜んで異動する人はいません。
そのため、
という質問をされると、ほとんどの人は顔色が変わります。
表面的に
と言っていても、表情が曇ったり、言葉が上ずってしまえば
と面接官は見破ります。
「希望の部署以外に異動しても大丈夫ですか?」という質問の上手な答え方は、思ってもいないような上辺だけの答えをするのではなく、「異動できます」という回答の中に自分の希望もそれとなく盛り込んで伝えることです。
自分の希望も伝えることで、気持ちも落ち着き、自然な応答ができるはずです。
また、このたぐいの質問は転職面接でとても良く聞かれる質問です。
どのようにして、その回答に自分の希望を盛り込むかを前もって考えておくと良いでしょう。
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まとめ|面接では「希望する部署」を前面に押し出さないように
転職活動中は「前よりも希望の部署」「前よりも好きな仕事」と思いがちです。
しかし、転職面接では「やりたい仕事」「希望する部署」をあまり前面に押し出さない方が良いかもしれません。
なぜなら面接担当者は、配属部署をどこにするかよりも前に、まず最初に「会社組織になじめる人材か」を見極めようとします。
そんな中で、希望の部署以外は受け入れない姿勢を見せてしまうと、採用の枠組みからすぐに外されてしまう可能性があるので注意が必要です。
転職面接では、まず自分の魅力をしっかりと伝えるように努力してみましょう。