フリーター、ニートの面接対策!面接官が必ずみる4つのポイント
- 身だしなみや話し方などの面接の基本は必ずおさえよう
- フリーター、ニートのもっとも重要な面接対策ポイントは次の4つ
『やる気や熱意を見せる』
『その会社の事業に興味関心を示す』
『自分から学ぼうとする姿勢を見せる』
『経歴のブランクから学んだこと、そして今後どのようにその経験を活かすかを説明できるようにする』 - フリーター、ニートの面接は大変であるということを自覚し、採用選考に落ちたときの心の準備をしておこう
フリーターやニートの面接対策について解説
経験の少ないフリーターの面接や、正社員としての就業経験のないニートの面接では、面接官が必ずみるポイントがあります。
自己紹介や話し方などの面接の基本も大切なポイントですが、それ以上に大切な面接官が注目している4つのポイントを抑えることが、フリーターやニートが採用選考を突破するためには欠かせません。
「どんな面接対策をすれば良いのだろう?」と悩んでいるフリーターやニートの方はこの4つのポイントを軸として面接対策をしていきましょう。
それでは、私の経験を踏まえたうえでフリーターやニートの面接対策について解説をしていきます。
フリーター、ニートの面接対策の基本
フリーター、ニートの4つの重要な面接対策ポイントを説明する前に、まずは面接の基本をおさらいしていきましょう。
これらの基本については、企業の採用担当者は出来てあたりまえだと思っています。
少し意識したり、面接練習をすればおさえられるポイントなので、まずは最低限これらの基本を抑えることが大切です。
せっかく面接対策をしても、このような基本的な項目で減点され落とされてしまってはもったいないですからね。
身だしなみは清潔に
身だしなみは、本質的な面接対策以外でもっとも大切だと言われているポイントです。
服装や髪型などは面接会場に入った時点で必ずチェックされています。
身だしなみは清潔感を意識し、本番の面接に入る前にマイナスポイントを付けられないように心がけましょう。
話し方ははっきりと
面接では、はっきりとした声で話すことが大切です。
しばらくの間、人との関わりを持っていないようなフリーターやニートの方は、たまにこの点で苦戦しまうこともあると思います。
途中で、どもったり、噛んでしまうことは仕方ありませんし、まったく気にする必要もありません。
なぜなら面接を受ける側が緊張していることは面接官はみんな承知していますから。
少しくらい会話の途中でつまづいてもかまわないので、声だけははっきりとハキハキと発声していくクセを身に付けましょう。
面接官の目を見て話す
面接官の目を見て話すことを忘れてはいけません。
人の目を見ながら話すのって緊張しますよね。
それは、フリーターやニートの方だけに限らずほとんどの人がそうだと思います。
でも、人の目を見ながら話すことの効果はあなどれません。
目を見て話をされると、なんだかその人の話を信用できるような気になったりしませんか?
これまでにそんな感覚を経験したことがあるという人も多いのではないでしょうか。
目を見て話すことの効果は、『その人の話が信頼できる』ように感じることです。
どうしても人の目を見ながら話すのが難しいという人は、面接官の頭やおでこ、または首周りを見つめて話をするようにしましょう。
このときに、ネクタイなどの目からあまりにも離れている箇所を見てはいけませんよ。
なるべく目に近い位置に意識を集中してみてください。
自己紹介を完璧に
自己紹介は面接で必ずといっていいほど最初に聞かれる質問ですよね。
人の印象の半分以上を決めるのが最初の印象と言われていますが、面接では身だしなみと自己紹介がそれにあたります。
他のどんな内容について聞かれるか分からない質問とは違い、自己紹介はある程度話す内容が決まっています。
最初の印象を良くするためにも、自己紹介だけは完璧にできるように何回でも練習を繰り返すことが大切です。
フリーター、ニートの4つの面接対策ポイント
それでは本題である面接官が必ずみるフリーター、ニートの4つの面接対策ポイントを見ていきましょう。
面接対策ポイント1:やる気や熱意を見せる
面接対策ポイント2:その会社の事業に興味関心を示す
面接対策ポイント3:自分から学ぼうとする姿勢を見せる
面接対策ポイント4:経歴のブランクから学んだこと、そして今後どのようにその経験を活かすかを説明できるようにする
それぞれの面接対策ポイントについて解説をしていきます。
面接対策ポイント1:やる気や熱意を見せる
1つ目の面接対策ポイントは『やる気や熱意を見せる』ことです。
フリーターやニートといった経歴にブランクがある人の採用選考を行う場合、面接官はその人からやる気や熱意が感じられるかどうかを確認します。
やる気や熱意をみるというのは、本質的には採用した場合その人は「長くうちの会社で働いてくれるのか?」という点をみています。
せっかく採用をしたとしてもすぐに会社を辞められてしまっては意味がありませんからね。
しかも、面接相手のこれまでの経歴がフリーターやニートである場合はなおさらこのやる気や熱意を重視しなくてはいけないのは当然のことだと思います。
なので、フリーターやニートの方が企業の採用選考を受ける場合には、人一倍やる気や熱意を示す必要があるのです。
フリーター、ニートの方は採用選考を突破するために、やる気や熱意を示して『長く働くこと』『その企業に貢献できるような人物になりたいこと』を精一杯伝える努力をしましょう。
面接対策ポイント2:その会社の事業に興味関心を示す
2つめの面接対策ポイントは『その会社の事業に興味関心を示す』ことです。
この興味関心を示すという行為はすべての求職者にあてはまるポイントですが、敢えてこれをフリーター、ニートの面接対策として挙げたのには3つの理由があります。
- フリーターやニートの方はやりたいこと、関わりたい仕事が定まっていない人が多いので、他の求職者(新卒や一般転職)が相手のときよりも面接官がより注目するポイントとなるから
- 正社員としてのブランクが長いフリーターやニートでも、働き出す動機を示せるから
- 興味関心がある分野ならモチベーションを保ちやすく長く働いてくれることに繋がると考えられるから
上の面接対策ポイント1のときも言いましたが、やっぱりフリーターやニートの人を採用するときに面接官が一番心配していることは「長くうちの会社で働いてくれるのか?」ということなんですよね。
会社の事業に興味や関心があるということは、長く一生懸命に働いてくれる期待がアップします。
なので、フリーターやニートである場合、この面接対策ポイント『その会社の事業に興味関心を示す』ことは新卒や一般転職の人よりもより大きなウェイトを占めることになります。
面接対策ポイント3:自分から学ぼうとする姿勢を見せる
3つ目の面接対策ポイントは『自分から学ぼうとする姿勢を見せる』ことです。
自分から学ぼうという人は、他の人よりも出遅れていることを自覚し、その遅れを取り戻そうと努力している人であるととらえることができます。
そういった人は、もちろん採用担当者に好印象を与えられることは間違いありませんよね。
自分から学ぼうとする姿勢を見せる方法には、たとえば次のようなものがあります。
- 資格などの勉強をはじめる
- その会社の業界や職種に関する本を読む、ニュースをチェックする
- 入社前にどんなことを勉強したほうが良いのか質問する
- 入社後はこんなことを勉強したい、どういった人から学びたいなどについて語る
この中でも、自分から学ぼうとする姿勢を見せるための一番お手軽な方法は『入社前にどんなことを勉強したほうが良いのか質問する』ことです。
この質問の良い点は、
- 自分で回答を用意しなくてすむ
- そのあとの会話が広がる
- もちろん自分から学ぼうとする姿勢を示せる
- 入社を前提に話すことによって、面接官に良い印象を与えられる
となります。
もちろん、この質問をする以外にも勉強を始めてみたり、本を読んで知識を付けることを併用でおこなえば、さらに良い印象を与えることができるのは言うまでもありませんね。
面接対策ポイント4:経歴のブランクから学んだこと、そして今後どのようにその経験を活かすかを説明できるようにする
さいごに、4つ目の面接対策ポイントは『経歴のブランクから学んだこと、そして今後どのようにその経験を活かすかを説明できるようにする』ことです。
(ここでいう経歴のブランクとは、フリーターやニートであった期間のことを指しています。)
フリーターやニートの採用選考では、経歴の空白期間に関する質問は必ずされます。
この質問に対して、ゼッタイにおさえなくてはいけない回答のポイントは3つです。
- どのような経緯でフリーターやニート生活を送るようになったのかを説明する
- そしてなぜそれをやめて正社員になろうと考えたのかを説明する
- 経歴のブランクから学んだこと、今後どのようにしてその経験を活かすのかを説明する
1と2に関しては、話を装飾する必要はありません。
これまでの経緯、正社員になるきっかけについてはありのままを説明するようにしましょう。
問題は3の「経歴のブランクから学んだこと、今後どのようにしてその経験を活かすのかを説明する」ところです。
これに関する回答は少し考えなくてはいけません。
ヘタな回答をすると、採用選考の大幅な減点に繋がりかねないからです。
「経歴のブランクから学んだこと」には以下のようなことが挙げられます。
- 正社員として働くことのやりがいに気づいた
- 社会貢献の大切さを知った
- 自分のやりたいことが分かった
- 社会の中で人と関わることの重大さに気づいた
この例のような学んだことに対して、経験を交えて ”なぜ?どのようにして?” 学んだのかをきちんと説明できるようにしましょう。
また、「今後どのようにしてその経験を活かすのか」には以下のようなことが挙げられますます。
上の「経歴のブランクから学んだこと」の対になるような回答の例を紹介しますね。
- 正社員として自分が成長できる環境に身を置くことで、いずれは周りにも影響を与えられるような人間を目指したい。
- 社会貢献度の高い分野に就くことによって、周りの環境に利便性や人に幸福感を与えられるようになりたい。
- いままで自分のやりたいことが分からず中途半端に過ごしてきたが、やりたいことが分かることによって明確な目標を持つことができた。その目標に向かって努力していくという姿勢を忘れずに働いていきたい。
- 人と人とのコミュニケーションはもちろん仕事をする上でも欠かせないもの。正社員として働くことになったら、チームワークを大切にして、周りのひととうまく連携を取りながら仕事を進めていきたい。
このように「今後どのようにしてその経験を活かすのか」に対する回答は、「経歴のブランクから学んだこと」と対になるように考えるのがポイントです。
そのほうが説得力が増して、より面接官の印象に残る回答になるはずです。
自分のこれまでの経験や思い巡らせたことを良く考えて、自分なりの『経歴のブランクから学んだこと、そして今後どのようにその経験を活かすか』の答えを探してみましょう。
まとめ|フリーター、ニートの4つの面接対策ポイント
以上4つのフリーター、ニートの面接対策のポイントを解説しました。
これらのポイントは、面接官は必ずチェックしています。
これら4つすべての面接対策ポイントを抑えるのはとても大変な作業です。
でも逆に言ってしまえば、これらのポイントさえ抑えておけば、それ以外の受け答えはどうとでもなります!
あなた自身なりの、
- 「やる気や熱意の見せ方」
- 「興味関心の示し方」
- 「学ぼうとする姿勢の見せ方」
- 「経歴のブランクから学んだこと、そして今後どのようにその経験を活かすかの説明」
を良く考えて面接対策、練習を進めていきましょう。
面接をしてくれる時点でフリーターやニートの経歴はOKだというサイン
私の経験上、フリーターやニートの悩みでもっとも多いのが、経歴のブランクに関してです。
「採用担当者を前にして、なんと答えれば良いんだろう。」
「ブランクがあったことは話しずらい。説明したくない。」
と、面接官に悪い印象を与えてしまうのではないのかと怖くなってしまうフリーターやニートの方はたくさんいます。
しかし、書類選考が通って面接の段階に進んでいる時点で、「あなたの経歴については何も問題ありません。OKですよ。」というサインになっています。
なので、面接官に悪い印象を与えてしまうのではないのか、というような心配をすることは一切ありませんよ。
面接対策ポイント4で説明したように、正直にいままでの経緯を話し、その経験から学んだこと、そしてどのように今後活かしていくのかを考えるようにしてください。
採用担当者は、そっちのほうを重要視していますからね。
また、フリーターやニートといった経歴で落とされるくらいなら、書類選考の時点で選考落ちしています。
採用担当者もわざわざ興味のない人に面接の時間を取るほど暇ではありませんからね。
そのブランクがあることは応募書類の時点で把握していますし、採用担当者はその経験から学んだことが聞きたくて面接に呼んでいるのです。
なので、フリーターやニートの方は自分のこれまでの経歴を話すことを恐れる必要はまったくありません。
それでもフリーター、ニートの面接はもちろん大変
採用担当者である面接官も細心の注意を払ってそのフリーターやニートの人がその会社に合っているのかを見極めようとします。
そして、もちろんすぐに会社を辞めてしまいそうな人を採用するわけにはいけません。
フリーターやニートでもやる気が充分に感じられ、本当に長く仕事を続けてくれそうだなと感じたひとだけを採用します。
フリーターやニートなどの経歴にブランクのある方は、採用選考はとても大変であることを自覚して、事前準備の面接対策をしっかりとするように心がけましょう。
【ある意味面接対策】選考に落ちたときの心の準備をしておこう
これは直接的なフリーターやニートの面接対策に関することではないのですが、選考に落ちたときの心構えについてお伝えしたいと思います。
うえでも説明したとおり、経歴にブランクがある人の採用選考はとても大変で、困難を極めることも予測されます。
5社受けても10社受けても内定をもらえない、という人も出てくるでしょう。
しかし、そんなことでめげてはいけませんよ!
面接で落とされても、良い練習になったと思うようにしましょう。
面接を何回もこなしていくうちに、スラスラと受け答えができているようになっている自分に気がつくはずです。
そうです、いままでの失敗は決して無駄にはなりません。
落ちてあたりまえ。とまでは言いませんが、採用選考で落とされても、モチベーションまで落とす必要はありませんよ。
わたしがこれまでに関わってきたフリーターやニートの方の9割以上のほとんどの人は就職活動を成功させており、そういった人はかならず最後まであきらめずに就職活動を継続した人たちです。
あきらめずに就職活動を継続していく限り、かならず正社員への道は開けると断言できます。
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今回はフリーター、ニートの面接対策を面接官が必ずみる4つのポイントを交えて解説しました。
それぞれの面接対策ポイントひとつひとつに対して、回答を用意すること、準備をすることはとても時間がかかるとは思います。
しかし、この4つのポイントを軸として面接対策を進めることが、フリーターやニートの方が採用選考を突破するための大きな武器になることは間違いありません。
さいごに、このページをここまで読んでいただいた方は、正社員への第一歩はすでに踏み出しています。
いまの「正社員になりたい」というあなたの気持ちを大切にして、就職活動を進めていきましょう。
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