勤続３年経過したら転職を考えるべき？転職しないリスクと転職するリスク。
- 転職するリスク以上に転職しないリスクも大きくなっている。
- 勤続３年が経過したら自分のスキルや立場のブラッシュアップ（見直し）をしよう。
転職するリスクと転職しないリスクについて解説
一般的に「転職にはリスクがある」といわれてきました。
しかし最近は「転職しないリスク」の方が大きくなっているのです。
転職するリスクとは
転職するリスクは２つあります。
- 前の会社よりも待遇や給与が低くなるリスク
- 転職してみたら前の会社のほうがよかったと思うリスク
一番大きなリスクは「前の会社よりも待遇や給与が低くなるリスク」です。
転職には2種類あり、自分で転職先をみつけて自分を売り込んで転職する方法とヘッドハンティングされて、今までよりも高い給与や待遇が保障されて転職する方法があります。
自分で転職先をみつけて売り込む方法で給与を上げることは、なかなか難しいものです。
しかし、転職のメリットは給与だけではありません。
通勤時間が短くなったり、人間関係がよくなったりすれば、転職した甲斐があったといえるでしょう。
二番目のリスクは「転職してみたら前の会社のほうがよかったと思うリスク」です。
どんな会社でも、外から見たイメージと入社してからの実感にはギャップがあります。
どうしても、慣れていた前の会社と比べてしまうのです。
しかしたとえ「前の会社がよかった」と思っても、戻ることはできません。
転職は後戻りできないリスクがあるのです。
このように転職にはリスクが伴います。
「転職は慎重に」というコピーがありますが、たしかに軽い気持ちで転職をしてしまうと取り返しがつかない可能性もあるのです。
転職しないリスクとは
最近は、働き方も多様化しています。
さらに昔のように「社員は会社に通っていればいい」ということはなくなり、時代に応じていない社員は会社に居づらくなりつつあるのです。
つまり転職しないリスクが出てきています。
転職しないリスクも転職するリスク同様に２つあります。
- 自分の可能性に気がつかないリスク
- 会社にしがみつくリスク
一番大きなリスクは「自分の可能性に気がつかないリスク」です。
会社に入社すれば、会社や上司が与えた仕事をこなす毎日になります。
長年同じ組織にいると、組織のやり方が身にしみてしまい自分個人の可能性や才能にふたをしてしまうようになるのです。
二番目のリスクは「会社にしがみつくリスク」です。
会社は生き残るために、時代に応じて変化します。
本当ならば、社員も時代に応じて進歩したり変化したりしなければならないのですが、会社という組織に守られ続けていると「変化」を求めなくなるのです。
そして歳を重ねていくと、時代に見合った若い社員の方が会社にとって大切な存在になってしまい、自分の座が危うくなります。
会社内での自分の座が危うくなってきたことに気がついたときには、すでに転職する気力もなくなり、今の会社にしがみつくことになってしまうのです。
働き方がどんどん多様化していく中では、転職するリスク以上に転職しないリスクも大きくなっています。
勤続３年経過したら転職を考えるべき？以外の転職活動に関するノウハウ
JOB HUNTING.comでは、転職活動に関するノウハウ情報を提供しています。「転職活動に関する情報を知りたい」という方は、ぜひこちらのコンテンツもチェックしてみてください。
転職活動ノウハウ記事
転職カテゴリ最新記事
- 転職の引き止め対策：上手な対応法５選
- 転職して１週間で辞めたい！アリ？ナシ？するべきこと、してはいけないこと
- 転職決断の妨げとなる「やりがい搾取」とは。転職のタイミングを逃さないコツ
- 採用担当が語る、こんな30代・40代の中途採用は厳しい！８つの特徴
- 転職の面接が怖い人のための３つの克服法！くわしく解説
- 短期離職すると転職が決まらない？転職が決まらないひとが取るべき行動
- いい求人が見つからない！良い求人の見つけ方
- ３年以内の短期離職でも転職が決まる方法｜前向きな転職理由を用意しよう
- 転職に成功する人の特徴！転職に成功している人の３つの共通点
- 半年～１年以内の短期離職でも転職が決まる方法｜半年や１年は短期離職扱いになるのか
勤続３年経過したら転職を考えるべき
会社は、昔のように同じ社員を永年雇用できるだけの体力を失いつつあります。
必要な時に必要な人材だけを雇うことができるようになっているため「勤続年数が長い社員＝必要な社員」ではなくなりつつあるのです。
自分を守るためには、勤続３年が経過したら自分のスキルや立場のブラッシュアップ（見直し）をした方がいいでしょう。
同じ部署で同じ仕事を定年まで続けられる可能性はほとんどない時代になっているからです。
ほとんどの仕事は、５年後にはやり方が変わったり、なくなったりする可能性もあります。
勤続３年が経過したら、５年先のことをイメージして転職もしくはスキルの向上をする必要があるのかもしれません。
これからは、一つの職種だけでずっと稼げる時代ではないでしょう。
「勤続３年が経てば一人前」といわれていた時代は終わり「勤続３年が経てばその仕事は寿命」になる時代なのかもしれません。
転職は「会社を変わること」と考える時代は終わっています。
転職できる人は、時代の流れを読みながら生きていける人なのではないでしょうか。