条件面談(オファー面談)とは?条件面談を受けるときの注意点
- 条件面談(オファー面談)とは、採用に関する条件についてすり合わせをする面談
- 条件面談には内定前と内定後に行われる2パターンがあり、それぞれの場合に注意点がある
- 転職面接や条件面談で聞きたいことは、事前にまとめておく
条件面談(オファー面談)について解説
転職するときには、企業側からの要求と転職者側の要求をすり合わせる必要があります。ときには、求人票通りの条件で折り合わないこともあるのです。
そんなとき、採用面接とは違った「条件面談(オファー面談)」といわれる面接が行われます。
今回は、条件面接を上手に活用するための注意点についてお話ししましょう。
転職採用ならではの「条件面談」とは
条件面談とは、オファー面談ともいわれる面接で「採用を目的とした面接」ではありません。
採用がほぼ決まった段階、もしくは条件について詳しく話し合いをしたいと思った転職者だけに行われることが多いようです。
条件面談は、名前の通り採用に関する条件についてすり合わせをする面談です。
面接ではなく、面談のため「話し合い」の雰囲気が強いでしょう。
条件面談が行われる人は、求人票に書かれた以外の条件で採用を検討されている場合、もしくは金額面ですり合わせが必要な場合がほとんどです。
採用とは関係がないと言われてはいますが、条件面談が行われるタイミングによっては合否に関わる可能性も否定はできません。
条件面談が内定前に行われる場合の注意点
- 緊急で人員補充をするための募集なのか、特定のスキルや人材を獲得するための募集なのかを見極め臨機応変な対応をする
- 給与や年収の交渉があれば、「もらいたい希望額」と「最低限譲れない額」をハッキリと伝える
条件面談が、内定前に行われる場合は合否に多少関係してくることがあります。
例えば、出社可能日が企業側と転職者側で大きく食い違っているときには採用を見送られることがあります。
転職者を採用するときには、退職者が出たため緊急で人員補充をする必要があるタイミングと特定のスキルや人材が欲しくて募集するタイミングの2種類があります。
退職者が出るための人員補充の場合は、企業側も急いで採用したいため、出社可能日があまりにも遅くなると困るでしょう。
一方、特定のスキルを持っている人で「この人が欲しい」と思われているようならば、多少出社を待ってもらうことも可能です。
自分がどちらに当てはまるのかを考え、時と場合によっては臨機応変な対応をすることが大切です。
また、内定前の条件面談で一番多い話し合いが給与の問題です。
実務経験や年齢が高くなっている転職者は、求人票に書かれた額よりも高い額で交渉することもできるかもしれません。
もしも給与や年収の交渉を内定前の条件面談で行うならば「もらいたい希望額」と「最低限譲れない額」の2種類をハッキリと伝えましょう。
金額についての話し合いがでるということは、ほぼ内定が決まっている状態と言えるからです。
条件面談が内定後に行われる場合の注意点
- 雇用契約書や内定通知に書かれていない内容にとどめておく
条件面談が、内定後に行われる場合は話し合える内容が限られています。
すでにおおまかな条件で合意ができたからこそ内定が出されています。
内定が出された後の条件交渉は、雇用契約書や内定通知書に書かれていない内容にとどめておきましょう。
内定後の条件面談は、採用についてのすり合わせというよりも、お互いが納得して働けるようにすることが目的です。
交渉というよりも、不明点を質問する場と考えたほうがいいでしょう。
条件面談の実施を転職者側からお願いしてもいい?
条件面談は、転職面接のすべてで行われるわけではありません。
条件面談が行われるのは全体の約80%ともいわれています。そして多くは、企業側からの申し出で実施されます。
条件や待遇について、もう少し突っ込んだ話し合いをしたいと思ったときに、企業側が転職者を呼び出して面談をするのです。
転職者側が入社後の待遇や不明点を抱えている場合は、条件面談を改めてお願いせずに、転職面接の最後の「質問ありますか」と聞かれるタイミングで質問をするといいでしょう。
条件面談を転職者側からお願いしてしまうと、企業側は「入社をためらっているのかな」と疑心暗鬼になってしまうかもしれません。
転職採用は、新卒採用よりもお互いに譲れない条件があります。
お互いに満足できる転職をするためにも、転職面接や条件面談で聞きたいことは、事前にまとめておくといいでしょう。
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