転職面接でも「一般常識テスト」はある!転職の一般常識テストの必要性と注意点
- 多くの転職者の中から常識ある人を見極めるために、一般常識テストを受けさせる会社が増えてきた
- 少しでも転職の成功確率をアップさせるために、しっかりと一般常識テストに備えよう
- 転職活動を始めるときは、最新のSPI対策本で対策をしよう
転職の一般常識テストの必要性と注意点について解説
転職面接では、それまでの経験やすでに持っているスキルで合否が決まる傾向があります。
一方、経験やスキルが転職者よりも重要視されない新卒の就職面接ではSPIのような一般常識を問う筆記試験が行われています。
しかし最近では、就職面接の定番だった一般常識テストが、実は転職面接でも積極的に採用されるようになっています。
今回は、転職面接で行われる一般常識テストの必要性「なぜ転職者にも一般常識が問われるようになったのか」と注意点についてお話しします。
一般常識テストの必要性:社会人経験がある転職者でも一般常識がない人が増えてきた
転職者は、新卒採用とは違い社会人経験があります。そのため、今までは「一般常識や社会人としてのマナーは身についている」ことは前提になっていたのです。
しかし、最近は転職が珍しいことではなくなったり、就職まもなく会社を辞める人が増えたりなど、さまざまな転職者がでてきたことから転職面接でも新卒採用のような一般常識テストを行う会社が増えてきました。
今までは、転職者は即戦力として活用してきたため、採用後はすぐに現場に出していました。
しかし、勤続年数が浅い第二新卒者などは、ほぼ新入社員のような常識しか持ち合わせていない人もいたのです。
例えば、転職の面接では職務経歴書を提出します。
面接担当者が「職務経歴書をいただけますか」と面接会場で提出を求めました。そして応募者は、立派な職務経歴書を持参し、面接担当者に手渡しました。
しかし、手渡したときの一言で面接は不合格になったのです。
応募者は「どうぞ拝見してください」と言いました。
「拝見」は自分がみるときに使うへりくだった言葉です。
面接担当者がみる立場なのに「拝見してください」という言葉は、間違っています。
どんなに立派な職務経歴があったとしても、顧客の前で「拝見してください」と言ってしまったら、会社としては恥ずかしいことです。
今までは、できて当たり前だった電話の「受け」もできない人が増えています。
一般常識テストの注意点:会社によって求める「合格点」は違う
資格試験やテストでは、一般的に70%取れれば合格点と言われています。
しかし、転職時の一般常識テストの合格点は会社ごと、採用部署ごとに違います。
一般常識テストの結果は、面接の合否にだけ活用されるものではありません。
例え採用されたとしても、他の社員の点数と比較して「できる人」か「できない人」かの判断材料に使われるのです。
そのため、ギリギリの点数で一般常識テストを突破できたとしても、ギリギリではその会社の中では「できない人」として迎え入れられてしまうかもしれません。
模擬テストではいつも合格点だったのに、本番では不採用になってしまった人は、他の社員のレベルが高い会社だったのでしょう。
採用担当者は、採用後に今いる社員の輪にスムーズに入れる人を採用します。
他の社員のレベルがとても高い場合には、やはりレベルの高い人を採用したいのです。
転職者の一般常識テスト対策はSPI対策本でやる
転職者用の一般常識テストの内容は、新卒採用のSPIテストと似ています。
就職時にSPI対策はやったから、今さらやらなくても大丈夫と思う人がいるかもしれません。
しかし、一般常識の内容は時代と共に微妙に変わりつつあります。
転職活動を始めるときには、最新のSPI対策本を購入して、ざっと目を通しておくことをおすすめします。
改めて勉強してみると、自分では当たり前のように使っていた敬語が間違っていたと気が付く人も多いでしょう。
敬語の問題に限らず、一般常識テストは事前の練習や対策によって点数をあげることが可能です。
しっかりと対策をして一般常識テストは確実に通過し、少しでも転職の成功確率をアップできるようにしたいものです。
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