流れでつかむ!転職面接の流れと対策
転職面接には、決まった流れがあります。
限られた時間の中で、効率よく自分をアピールするためには、事前に面接の流れをイメージして対策を練っておくことが大切です。
今回は、転職面接の流れに沿って具体的な対策をお話しします。
面接の流れ1|挨拶をして入室する
挨拶をして入室をするとき、転職者だけでなく面接担当者も同じように緊張しています。
面接担当者の表情が多少こわいと感じても、笑顔で挨拶するようにしましょう。
また、人は第一印象が大切です。実は面接の合否は見た目で55%が決まっているというデータもあります。
ワイシャツはしわがないものを選び、清潔感を心がけます。ノンアイロンシャツであっても面接のときにはアイロンをかけたり、糊をきかせたりすることをおすすめします。
とくに気を付けたいポイントは靴です。
面接担当者は、離れた場所から入室をみています。意外と靴が目に入るのです。
どんなにきれいなスーツを着ていても靴が汚れていると清潔感がありません。一番汚れやすい足元に一番気を使いましょう。
面接の流れ2|自己紹介をする
面接の始まりは自己紹介です。
どこの会社でも必ず聞かれることなので、事前に300字程度の自己紹介文を考えて暗記するようにしましょう。
転職者の中には「新卒じゃないから事前練習なんて必要ない」と考える人もいます。
しかし、面接はどんな人でも緊張します。その場しのぎの自己紹介は、一般的な内容になる傾向があり、面接担当者の心に残る内容にはならないでしょう。
面接の流れ3|職務経歴や転職理由など一般的なことが質問される
挨拶と自己紹介では、一般的なビジネスマナーや雰囲気を見ていました。
自己紹介が終わると、いよいよ面接の中盤に入ります。
職務経歴や転職理由、志望動機などが聞かれます。
答えるときには、面接担当者の目をみてはっきりと答えるようにしましょう。
転職面接の場合は、転職者よりも年下の人が面接担当者であることもあります。
つい「年下の部下」に話すように上から目線で話したくなりますが、相手は対等な立場であることを意識しましょう。
面接の流れ4|エピソードや仕事に対する考えなど考え方を質問される
面接の中盤は、はじめに職務経歴書に書いてあることを質問されます。いわゆる答えが決まっている質問です。
それが終わると、次はその場で答えを考える質問がされます。
例えば「仕事に対する考え方」「仕事の失敗談」「将来の展望」などです。
答えがない質問に答えるコツは、仕事の実績をエピソードとして使い、具体的に語ることです。
そして、たとえ失敗談だったとしても最後は前向きのプラス発想で終わらせるようにしましょう。
面接の流れ5|「質問はありますか?」と聞かれる
面接の最後は「質問はありますか?」です。
この「質問はありますか?」を文字通りに受け取ってはいけません。
これは最後の自己アピールのチャンスです。質問は事前に準備しておきましょう。
質問の内容は、会社研究に裏付けされた質問にします。
ホームページをみれば答えがわかるような質問はマイナス評価になります。
面接中に「失敗した」と思うことがあれば、ぜに「質問はありますか?」のタイミングで挽回ましょう。
面接の流れ6|最後は挨拶をして退室する
最後は「ぜひよろしくお願いします」と熱意を伝えて退室します。
実は、面接の合否を決める要素の中でしぐさや視線や表情は、言葉そのものよりも割合が大きいといわれています。
退室するときには、アイコンタクトを意識して、明るく大きな声で挨拶をしましょう。
また意外と多い失敗がおじぎです。挨拶をするときに頭を何度もぺこぺこと上下しないようにします。
挨拶は語先後礼です。つまり、挨拶の言葉を言ってからお辞儀を一度します。
日常の生活では、挨拶の言葉を言いながら頭を下げるため、慣れるまで違和感があるかもしれません。
語先後礼は、相手の目をみて言葉を伝えてからお辞儀をすることで、相手に落ち着いた印象を与えることができます。
面接の流れ7|退室後の行動
面接が終わっても油断してはいけません。会議室を出てからも誰が見ているかわからないものです。
同じ建物のトイレに入ったり、別フロアに立ち寄ったりすることはせず、出口にまっすぐ進むようにしましょう。
出口まで同行して案内されることもあります。その場合は「まだ面接が続いている」と思って行動します。
そして、守衛や清掃スタッフにも挨拶をします。
採用担当者があとから守衛や清掃スタッフに印象や行動を聞き取る可能性もあります。
間違ってもスマートフォンで面接の様子をはなしながら歩くことはやめましょう。
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まとめ|面接はお互いを知る場
転職面接は新卒面接とは多少違った流れになることがあります。
面接担当者に質問したけれど「社外秘」と言って答えを保留にされることもあります。
その場合は、内定が出たタイミングであらためて質問をしてかまいません。
面接は採用されるためのものではなく、お互いにお互いを知る場です。面接の流れを頭に入れつつ、自分らしく立ち振る舞うことも大切です。