『既卒職歴なしでも就職できる3つの理由』と『既卒職歴なしも利用できるエージェント』

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今回のポイント
  • 既卒の就職活動において、職歴ありか職歴なしかということは重要な採用基準とはならない
  • 職歴なしの既卒者を採用するときに担当者は「仕事に対する意欲」「会社の事業に対する興味関心」「成長性、成長意欲」を見る
  • 既卒を募集している企業は、既卒向けの就職エージェントを利用すれば見つけることができる
既卒職歴なしでも就職できる3つの理由

既卒職歴なしでも就職できる理由を解説

今回は「職歴なしで就職できるのか不安」という既卒者の悩みを解消するために、『既卒職歴なしでも就職できる3つの理由』を紹介します。

就職活動をしている既卒者が抱える悩みはさまざまでが、私がもっとも良く耳にする悩みは職歴に関する悩みです。
代表的なものだと、次のような悩みが多いですね。
既卒が抱える職歴に関する悩み
正社員としての職歴がまったくない
職歴が浅い
前の会社を短期離職してしまった
派遣や契約社員としての職歴がある

しかし、既卒だからといってこのように職歴に関して悩む必要なんてまったくありません。

職歴が無いことは既卒者にとってデメリットにはなりませんよ。

既卒職歴なしでも就職できる3つの理由

それではさっそく、既卒職歴なしでも就職できる3つの理由を解説します。
既卒職歴なしでも就職できる3つの理由
既卒を採用するときに職歴ありか職歴なしかは重要な採用基準とはならない
新卒枠として職歴なし既卒者を募集している企業は全体の70%
職歴なし既卒者のための就職エージェントが充実している

理由1:既卒を採用するときに職歴ありか職歴なしかは重要な採用基準とはならない

なぜ既卒者は職歴に関して悩む必要がないのか?

その決定的な理由は、そもそも採用する側が既卒者のような若者層を募集するときには、職歴を重要な採用基準としていないからです。

では、なぜ既卒者の職歴は重要な採用基準とはならないのでしょうか?

それは企業の採用担当者は、30代や40代の中途採用とはわけが違って、既卒者の職歴が無いことやスキルが低いことを知った上で採用活動を行っているからです。

もちろん中途枠として応募するのであれば職歴は重要な採用基準になってしまいますが、既卒枠として応募をする限りは職歴に関して心配する必要はまったくないと言えます。

職歴なしという悩みを持つことで就職活動に対するモチベーションを下げてしまっては、ますます就職するという目的から遠ざかることになってしまいます。

採用担当がさほど気にしていない職歴に関して、心配し、悩むのはもったいないですよね。ストレスも溜まりますし、就活のモチベーションにも関わってくるかもしれませんよ。

職歴なしの既卒者を採用するときに担当者が見る3つのこと

では、職歴なしの既卒者を採用するときに職歴や能力が重要視されないのだとしたら、採用担当者は何を見るのでしょうか。それは次の3つの項目になります。

職歴なしの既卒者を採用するときに担当者が見る3つのこと
仕事に対する意欲
会社の事業に対する興味関心
成長性、成長意欲

これらの項目は新卒を募集するときにも重要な採用基準であり、既卒になってもそれと条件は変わりません。

企業が既卒者のような若者に対して期待していることは、将来的な活躍です。

若手に対して、採用してからすぐに成果を上げてもらうなんて考えている企業はほとんどありません。この人を採用したら、将来どれだけ企業に貢献してくれるのか、極論で言ったらその一点のみを見ています。

その将来的に活躍してくれそうな人物を見極めるために、「仕事に対する意欲」「事業への興味関心」「成長性や意欲」といった項目を既卒採用の重要な基準としているのです。

つまり、職歴なし既卒の就職活動を成功させるためには、これら3つのことをいかにして企業の担当者に伝えるかが大切ということになります。

理由2:新卒枠として職歴なし既卒者を募集している企業は全体の70%

次の既卒職歴なしでも就職できる理由は、新卒枠として既卒者を募集している企業が70%にも上るからです。

厚生労働省若年者雇用対策室の「平成28年度全国キャリア・就職ガイダンス」によると、2015年に既卒者が新卒枠として応募可能だった企業は全体の70%となっています。そして、全体の37%の企業が実際に既卒の採用に至ったという結果が出ています。

2010年から調査がはじまり、年々この割合は増えてきています。2016年以降の結果はまだ発表されていませんが、人材不足が問題となっている近年、さらに多くの企業が既卒のような職歴なしの方の採用に乗り出していることは間違いないでしょう。

さらに詳しくは、「既卒は就職できないの?これが既卒就活の実態!」の記事をご覧ください。

理由3:職歴なし既卒者のための就職エージェントが充実している

「既卒枠として応募をする限りは職歴なしでも問題ない」、「既卒を採用している企業が増えている」と述べましたが、既卒枠として応募するにはどうしたら良いのでしょうか。

実際に既卒者を募集している求人を探そうとすると、次のような問題が出てくるかと思います。

既卒者を募集している求人を探すときの問題点
いくら企業のホームページを見ても、新卒と中途採用枠の募集しか見つからない
就活サイトや転職サイトを見ても、あまり既卒を募集している企業がない

そうなんです。職歴なしの既卒枠の募集は、普通の求人の探し方をしていてはほとんど見つけることができない、または条件のあまり良くない求人しか出てこないのです。

ですが、安心してください!

既卒職歴なしでも就職できると言った最後の理由は、既卒で職歴が無くても利用できる就職エージェントが充実してきた点にあります。

私の知る限り5、6年前までは「充実」と言えるほど、職歴なし既卒者のための就職支援サービスを行っているエージェントはありませんでした。しかし近年で既卒者を対象とする就職支援を実施するエージェントが急増したこと、競合が増えることによりサービスの質が向上したことで、充分に利用する価値のあるエージェントへと変わりました

企業は採用の手間やコストを削減するために新卒以外の若者層を採用するときは、既卒エージェントを利用している場合がほとんどです。

つまり、職歴なし既卒枠の求人を探すときには、既卒エージェントを利用するのが一番の方法と言えるでしょう。

既卒職歴なしも利用できるエージェント

それでは最後に、既卒職歴なしも利用することができるエージェントの紹介をしていきます。

既卒者を支援している就職エージェントは数多くありますが、今回はサポート内容や求人が充実している3つの既卒エージェントのみを紹介します。

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更新日:2024/11/21

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まとめ|既卒職歴なしでも就職できる

今回は『既卒職歴なしでも就職できる3つの理由』『既卒職歴なしも利用できるエージェント』を紹介しました。

最後におさらいになりますが、

  1. 既卒を採用するときに職歴ありなしは重要ではない
  2. 新卒枠として職歴なし既卒者を募集している企業は全体の70%
  3. 職歴なし既卒者のための就職エージェントが充実している

以上3つの理由から、職歴なしの既卒でも就職ができます。

どんな方でも職歴に関しての悩みは大なり小なり持っているものです。その悩みを解決するときには、そもそも職歴に関して悩む必要があるのか、選考の際はどうフォローして説明すれば良いのか、ということに重点をおいて考えるようにしましょう。