既卒が転職サイトを使うべきでない3つの理由
- 転職サイトは既卒を受け入れている求人が少ない
- 転職サイトを使うと他の経験のある転職者と競争になり不利になる
- 転職サイトでは既卒就活に関するノウハウを得られない
既卒はなんで転職サイトを使うべきでないの?
結論から言うと、転職サイトを利用した就職活動は既卒の方には向きません。
転職サイトは求人を探している求職者にとってはとても便利なものですが、既卒者が転職サイトを利用して就職活動をするのは誤まった方法となります。
求人情報がいっぱい載っているにもかかわらず、なぜ転職サイトは既卒者には向かないのでしょうか?
それには3つの理由があります。ということで今回は、既卒が転職サイトを使うべきでない3つの理由についてお話をしましょう。
既卒が転職サイトを使うべきでない3つの理由
1.転職サイトは既卒を受け入れている求人が少ない
まず1つめの理由は、転職サイトにはそもそも既卒者を受け入れている企業の求人が少ないというものです。
転職サイトは一般的に、経験のある20代後半から40代の方向きの求人を掲載するところであって、学校機関を卒業したての社会人経験の浅い既卒者などを採用するための求人はほとんど掲載されていません。
実際に、大手の人材会社が運営する転職サイトを調べてみました。
その結果が次のとおりになります。
一般転職の 求人の割合 | 既卒受入れの 求人の割合 | |
転職サイトA | 91% | 9% |
転職サイトB | 88% | 12% |
転職サイトC | 94% | 6% |
この結果が示すとおり、転職サイトでは社会人経験のない既卒者を受け入れている求人が少ないことが分かります。
また、既卒者を受け入れている求人の質という点を見ても、決して良い求人ということは言えませんでした。
転職サイトを利用して採用活動をおこなっている企業は、もちろん中途の即戦力となる人材を求めているところがほとんどなので、当然と言えば当然の結果なのかもしれませんね。
2.転職サイトを使うと他の経験のある転職者と競争になる
2つ目の理由は、既卒が転職サイトを使って就職活動を行った場合、他の社会人経験の長い転職者との競争になるというものです。
奇跡的に、転職サイトで既卒者を受け入れている求人が見つかり、それがあなたが望んでいるような業界や職種の求人であったとしても、その企業は既卒者"だけしか"受け入れていないなんてことはまずありえません。
そうすると、あなた以外の応募者と数少ない採用枠をかけた競争になってしまいます。
その競争で、はたして既卒の方が社会人歴が何年もある経験者に打ち勝つことはできるのでしょうか?
絶対に勝てない、とまでは言いませんが、その確率は極めて低いでしょう。
なぜなら、うえでも言いましたが、転職サイトを使っている企業は即戦力となる人材を求めているからです。
そしてもし私が企業の採用担当者の立場なら、転職サイトで既卒者を採用するぐらいなら、来年の新卒採用をもっと頑張ろうと考えるに違いありませんからね。
3.転職サイトでは既卒就活のノウハウを得られない
最後の3つ目の理由は、転職サイトでは既卒就活に関するノウハウを得られないというものです。
既卒の就職活動は、新卒のときの就活と状況もやり方も違いますし、一般の転職活動とも違います。
既卒の就活は独特で、普通の就職活動をしていたのではなかなか入社を決定することはできません。
既卒には既卒なりの就職活動のノウハウや方法があります。
そんな就職活動ノウハウを、普通の転職サイトを使っていては入手することは困難です。
だって、転職サイトはあくまで経験のある、即戦力となるような人材向けに運営されている求人サイトですからね。
転職活動に関する情報は数多く存在しますが、既卒就活に関する情報はどこの転職サイトを探しても載っていません。
既卒はどうやって就職活動をすればいいの?
既卒が転職サイトを使うべきではない3つの理由を紹介しましたが、「じゃあどうやって就職活動をすればいいの?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
既卒就活のやり方はとても限られていて、そのやり方を知っているのと知っていないとでは内定数も入社できる企業の質も天と地ほどの差ができてしまいます。
これまで人材業界にたずさわってきた私の経験上、既卒の方は個別サポート型の就活サイトを使う就職活動が一番のおすすめです。
ここで言う個別サポート型の就活サイトとは、一般的には就職エージェントと呼ばれたり人材紹介会社と呼ばれているものです。
それを利用すれば、既卒に特化したキャリアカウンセリングから求人紹介、応募書類の添削、面接対策など、既卒就活にはかかせないありとあらゆる就活サービスを提供してくれます。
それでは、なぜ既卒は個別サポート型就活サイトを使うべきなのか、その3つの理由を解説していきます。
既卒専門の個別サポート型就活サイトを使うべき3つの理由
- 既卒採用に積極的な企業の求人を数多く扱っている
- 内定率が高い、内定スピードが早い
- 既卒就活のノウハウを丁寧にアドバイスしてもらえる
1.既卒採用に積極的な企業の求人を数多く扱っている
転職サイトには既卒向けの求人がほとんどないとさんざん説明してきましたが、それは既卒の採用活動をおこなっている企業が少ないという意味ではありません。
既卒を受け入れている企業がまったくない、という勘違いはしてはいけませんよ。
人材不足は現在社会問題になっており、10代20代の若い既卒の方を採用したいという企業は山ほどあります。
そういった企業は、転職サイトではなく、どんな媒体を使って既卒の採用活動をしていると思いますか?
もうお気づきの方もいると思いますが、そういった企業は既卒や第二新卒などの若い層の方向けの個別サポート型の就活サイトを使って採用活動をおこなっているのです。
2.内定率が高い、内定スピードが早い
既卒で就職活動をおこなっている方は、早く内定をもらって働き出したいという方がほとんどです。
このページを読んでくれているあなたも、その中のひとりではないでしょうか?
個別サポート型の就活サイトの既卒の内定率は、どこも80%超、最も高いところだと95%超というところさえ存在します。
でも100%ではないんだな、5人中4人か、と心配になった人もいるかもしれませんね。
しかし、安心してください。
その母数には、途中で就職活動を断念してしまった既卒者の数も入っているので、就職活動を継続し続けた方は私の経験上ほぼ100%で内定を獲得することができています。
そして、既卒向けの個別サポート型の就活サイトのもう1つの魅力は、就職活動を開始してから内定をもらえるまでのスピード感にあります。
個別サポート型就活サイトの利用を開始してから、平均で3、4週間、もっとも早い事例だと1週間で入社が決まる人さえいます。
3.既卒就活のノウハウを丁寧にアドバイスしてもらえる
個別サポート型就活サイトは転職サイトとはちがい、既卒就活に関するノウハウをたくさん持っています。
履歴書にどう書けば書類選考率が上がるのか、面接ではどういう受け答えをすれば良いのか、など転職サイトでは見つけることができない、既卒就活のノウハウを丁寧にひとつひとつアドバイスしてくれるのです。
またそういったところが運営しているメディア(ブログやYouTube動画)では、既卒ならではの就活情報やイベントを積極的に発信しているところもありますね。
既卒専門のおすすめ就活サイト
ジョブハンティング.comでは既卒の方が使うことができる就活サイトを紹介しています。
既卒専門の個別サポート型就活サイトが気になるという方は、こちらのページもご覧下さい。
既卒が転職サイトを使うべきでない理由以外の既卒就活に関するノウハウ
JOB HUNTING.comでは、既卒の就職活動に関するノウハウ情報を提供しています。「既卒の就活に関する情報を知りたい」という方は、ぜひこちらのコンテンツもチェックしてみてください。
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- 既卒で職歴なしでもエンエージェントは使える?利用しても良いひと、利用しない方が良いひと。
- 既卒で職歴なしでもマイナビエージェントは使える?利用しても良いひと、利用しない方が良いひと。
まとめ|一般的な転職サイトでなく既卒の就活サイトを使おう
今回は、既卒が転職サイトを使うべきでない3つの理由について解説をしました。
ここまで読んでくれた既卒の方なら、なぜ転職サイトではなく個別サポート型の就活サイトを使った就職活動をしたほうが良いのか、もうご理解いただけたと思います。
既卒の就職活動は普通の就活ノウハウが通用しないこともあり、内定を獲得することがなかなか難しいと感じるときもあるかもしれません。
そんなときは、ぜひこちらで紹介しているような既卒専門の個別サポート型の就活サイトを利用してみてくださいね。