就活、転職で「職務経歴に自信がない、職歴がない」と悩まなくても大丈夫

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今回のポイント
  • 20代の職歴の浅い若者と20後半以降の方の職務経歴に関する悩みについて、それぞれアドバイス
  • 経験の少ない20代の若者の職務経歴は、採用する側にとってそれほど重要ではない
  • そもそも職務経歴に関して悩んでも意味はない
  • 書類選考を通過した時点で、職務経歴に関してはOKのサイン
就活、転職で「職務経歴に自信がない、職歴がない」と悩まなくても大丈夫

職務経歴の悩みをパターン別に紹介

転職したい、就職したい、と考えていてもその一歩を踏み出せない…

という方のほとんどの悩みは、

「職務経歴に自信がない」

「そもそも(正社員としての)職歴まったくがない」

というものではないでしょうか?

この記事を読んでくれているあなたもきっと、この職務経歴に関する悩みを抱えていると思います。

この悩みが邪魔をして、転職活動、就職活動への一歩が踏み出せないのは非常にもったいないことです。

この悩みはすぐに解消できます!

今回は、既卒、第二新卒、フリーターなどの若者の職務経歴の悩み、20代後半以降の転職者の職務経歴の悩み、それぞれについてアドバイスを送ります。

既卒・第二新卒・フリーター・ニートの職務経歴

既卒・第二新卒・フリーター・ニートの職務経歴

若者の職務経歴に関する悩み

既卒や第二新卒の若者、フリーターやニートといった正社員としての経歴がない人の主な悩みは次のようになっています。

  • 職務経歴が浅い
  • 誇れる経歴(アピールすること)がない
  • そもそも(正社員としての)職歴がまったくない
  • 若手なので大した仕事、プロジェクトに携わっていない
  • 前の会社を短期離職してしまった
  • 派遣やアルバイトの経歴がある
  • 別の業界への転職を考えていて、まったく関係ない前職の経験を書いていいのか分からない

など、若者が抱えている悩みは、主に職務経歴があまりないことに関する悩みがほとんどになっています。

採用する側にとって職務経歴は重要ではない

まず、職務経歴について悩んでいるひとには、

「みんな同じ悩みをもっているので、まったく悩む必要はない」

と理解していただきたいです。

「履歴書の職歴がまったく埋められない」「職務経歴書に書くことがないなぁ」と悩んでいるのはあなただけではありません。

就職や転職を考えている若者の7~8割の人が同じような悩みを抱えているのが現実です。

若手ですごい経歴をもっているひとなんてごくごく一部のひとだけです。

第二新卒のひとなら、職務経歴が浅い、誇れる経歴(アピールすること)がない、なんてことは当たり前のことです。

既卒やフリーターのひとなら、そもそも正社員としての職歴がまったくない、なんてことは当たり前のことです。

それでも既卒や第二新卒、フリーターの人材を募集している会社はたくさんあります。

さらに最近では職歴のまったくないニートの方の人材確保の重要性も高まってきています。

少子化社会の影響でしょうか。企業はそれほどまでに人材不足に悩まされているのが現状です。

また、企業の人事担当者は、職務経歴が浅いくアピールすることがあまりないこと、職歴がまったくないことなど、それらは承知の上で採用活動にあたっています。

企業が若者に望んでいること、採用するときに重要視するポイントは、

  • 仕事に対する意欲があること
  • その事業に対して興味を示していること
  • 成長性、成長意欲があること

となっています。

つまり若手人材を採用したい企業にとって、

職歴はそれほど重要な判断要素ではない

ということになります。

職歴についてアドバイス

転職や就職を考えている既卒、第二新卒、フリーター、ニートの方で職務経歴に自信がないために、最初の一歩が踏み出せないのはとってももったいないことです。

上で説明したとおり、職歴は重要ではないのだから悩む必要はありません。

就職、転職活動において若者の最大の武器は、ズバリ「若さ」です。

悩んでいる間に時間が経過し、歳をどんどん重ねていては、その最大の武器を錆びつかせることになってしまいます。

「転職しよう」「就職しよう」と思い立ったら、職歴について悩む必要はありません。

積極的に行動して、数多くの企業に応募したり、自分の境遇に合った転職・就職エージェントを利用し就職活動にあたりましょう!

面接では?

また、面接のときに

「職務経歴について質問されたらどうしよう?」

「職歴についてたいした話ができない…」

と悩んでいるひとも多いと思います。

しかし、それらについても悩む必要はありません!

それはどういうことかというと、

書類選考を通過して面接で会ってくれている時点で、「あなたの職歴についてはOKです。なにも問題ありません。」

という採用担当者の回答となっているからです。

つまり、書類選考を通過して面接までたどり着けば、職務経歴が原因で落とされることはほぼありません。

残念ながら、書類選考で落とされた場合は落ち込むのではなく、

むしろ「ありがとう。時間の無駄にならなかった。」ぐらいの気持ちでどんどん応募していきましょう。

企業に応募書類を送付するのは安いですし、一度職務経歴書を作成してしまえば、それをコピーするだけなので時間もたいして掛かりません。

より多くの企業にアプローチして、より多くの将来の可能性を模索していきましょう。

転職者(20代後半以降)の職務経歴

転職者(20代後半以降)の職務経歴

転職希望者の職務経歴に関する悩み

転職を希望する方の主な悩みは次のようになっています。

  • 誇れる経歴(アピールすること)がない
  • 転職回数が多い
  • 短期離職した経験がある
  • 契約社員や派遣社員としての経歴がある
  • 別の業界への転職を考えていて、まったく関係ない前職の経験を書いていいのか分からない
  • 職務経歴書の書き方のサンプルみたいに立派な経歴書を書ける自信がない
  • 自分より良い経歴、能力のひとがいっぱいいると考えてしまう

など、転職者が抱えている悩みはさまざまですが、主に自分の体裁に関する、「自分を悪く見せたくない」という考えが原因となっている悩みとなっています。

採用担当者がどう考えるのか、ほかの人はどうなんだろう、なんて悩む必要はない

まず、職務経歴について悩んでいるひとには、

「まずは悩まず、ありのままの職務経歴を書けば良い」

と理解していただきたいです。

転職したいと考えているのに、

「アピールすることがない」

「立派な職務経歴書が書けそうにない」

「転職先には関係なさそうな経歴になってしまう」

「他の人より劣っているに違いない」

などの悩みで転職をあきらめられますか?

この悩んでいる時間は、あなたの将来にプラスに働くのでしょうか?

そもそも、職務経歴はいままであなたが仕事上で歩んできた道のりを示すものなので、いくら悩んでもその経歴を変えることはできません。

良く考えてみてください。

  • その業務がアピールにならないと判断するのはあなたですか?
    そもそも、アピールすることがないなら普通の業務内容を書けばいいのでは?とわたしは思ってしまいます。
  • 転職先には関係のない経歴である、と判断するのはあなたですか?
    業界が異なっても似たような部署、仕事内容は数多くあります。
  • 他の人より劣っているに違いないと考えている方は、ほかの応募者の職務経歴を知っていますか?
  • 優れているか劣っているかを評価するのはあなたですか?
  • 契約社員や派遣社員の経歴があることを悪と判断するのはあなたですか?

いくつか質問を投げかけましたが、つまり私が言いたいことは、

あなたの職務経歴を評価するのはあなたではありません。

それを評価するのは企業の採用担当者になるので、いくらあなたが悩んだところで変えられないものだということを理解しましょう。

職歴についてアドバイス

転職を考えている方で職務経歴に自信がないために、最初の一歩が踏み出せないのはとってももったいないことです。

上で説明したとおり、あなたの職務経歴を評価するのがあなたでない以上、それに関して悩む意味はありません。

職務経歴を変えることはできない、ありのままの経歴を書けば良いと説明してきましたが、

魅せ方を工夫することによって、少しでもより良い職務経歴書を作成することはできます。

私も多くの職務経歴書を見てきましたが、

魅せ方のうまい人とへたな人では、同じような内容の経歴であっても大分印象が違ってきます。

まずは、あなたのありのままの職務経歴書を書いてみましょう。

アピールすることがなくても、他人より劣っているかもしれない経歴と考えていても、それらに関してはなにも気にする必要はありません。

次の段階として、魅せ方の工夫があります。

インターネットで調べればいくらでも職務経歴書の書き方が出てきますし、書店に行けばノウハウについて詳しく書いた本も売っています。

そういったツールを利用して、最初に書いたあなたの職務経歴書の見直しをしてみましょう。

同じ内容なはずなのに、読んだときの印象が大分変わってくる職務経歴書が完成しているはずです。

また、

「どうしても魅せ方の工夫ができない」「いちいち調べるのが面倒」という方は、転職エージェントの利用をオススメします。

その理由は、

転職エージェントは、職務経歴書の基礎的な書き方から、企業の採用担当者への魅せ方のノウハウを持っているからです。

実際に、キャリアカウンセラーのアドバイスも非常に的確なものが多いです。

また、様々な業界向けの職務経歴書の書き方も熟知しています。

面接では?

面接時の職務経歴についての悩みは、

上の”既卒・第二新卒・フリーター・ニートの職務経歴”の”面接”のところで説明したことと同じで、これに関しても悩む必要はありません。

書類選考を通過して面接で会ってくれている時点で、「あなたの経歴についてはOKです。なにも問題ありません。」

という採用担当者の回答となっているからです。

20代後半以降からの転職活動は、転職先との折り合い(時期や急に人員不足部署が出た、など)がつくかがとても重要で、

基本的には応募する企業の数の勝負になってきます。

職務経歴に関しての悩みを抱えている間に、気づかずにその時期を逃して、転職のチャンスを手放しているかもしれませんよ!

より多くの企業にアプローチして、より多くの将来の可能性を模索していきましょう。

「職務経歴に自信がない、職歴がない」と悩んでいる時間はもったいない

「職務経歴に自信がない」

「そもそも(正社員としての)職歴がまったくない」

と悩んでいる方に向けてアドバイスを送りましたが、悩みは解消、もしくは軽減されましたか?

最後にもう一度、職務経歴について悩まなくて大丈夫な理由をおさらいしておきましょう。

若者の就職、転職活動においては、

職務経歴は重要な判断材料にならず、意欲や成長性のほうが重要視されます。

したがって「職歴が浅い、まったくない」と悩む必要はありません。若さを武器に積極的に就職、転職活動を行っていきましょう。

20代後半以降の転職活動においては、

職務経歴を評価するのは採用担当者であなたでない以上、これまでの職歴を変えることはできない以上、悩むことに意味はありません。

これまでの職務経歴の魅せ方を工夫することでよりよい職務経歴書を作成することに注力しましょう。

就職、転職活動においての最大の敵は、待機している(何もしていない)時間です。

就活、転活をしていれば、職務経歴以外の悩みごともしょっちゅう発生すると思いますが、悩んでいる時間はもったいないですよ!

 

職務経歴書の魅力的な書き方については、『職務経歴書を最大に活かす!書き方の基本ポイント3つ』を参考にしてみてください。