介護職の給与

介護職って体力的にきついけど、それに見合ったお給料がもらえるのかな?

年々介護職のお給料は増えているよ!国もお給料アップのために色々な制度を設けているよ!
ここでは介護職の平均月収について紹介します。
下の表から、介護職の平均給与額は315,850円となっています。これは基本給182,260円に手当として78,440円と一時金55,150円を含めた金額です。また、パート・非常勤の平均時給は1,110円で、手当や一時金を含めると平均給与額は112,500円となっています。全産業の平均月給は約32万円(令和3年賃金構造基本統計調査より)ですので、介護職の給与はやや低めであると言えます。
令和2年2月 | |
正社員 平均給与額 | 315,850円 |
うち、基本給 | 182,260円 |
うち、手当(職務手当、処遇改善手当、通勤手当、家族手当、時間外手当など) | 78,440円 |
うち、一時金(賞与等) | 55,150円 |
パート・非常勤 平均給与額 | 112,500円 |
平均時給 | 1,110円 |
介護職は今後、ますます需要が伸びていくと言われています。しかし、介護職は仕事内容のわりに給与が安いというようなイメージもあり、介護職人材は一向に増えません。この社会問題を解決しようと厚生労働省はいくつかの制度を設けています。
介護職員等ベースアップ等支援加算は、令和4年10月から臨時の報酬改定を行い、処遇改善加算Ⅰ~Ⅲのいずれかを取得している事業所に対して、審査を経て国保連より加算が支払われる制度です。これにより介護職の収入を3%程度(月収平均9,000円)引き上げることが可能となります。
また、介護職員処遇改善加算、介護職員等特定処遇改善加算は、介護職員や経験・技能のある介護職員に対して、特定の要件を満たし都道府県等に計画書を提出すると加算される制度です。
これらの制度によって加算される前の平成31年と、された後の令和2年の給与を比べてみると下記の表のとおり増えていることがわかります。また、勤続年数に関わらず増えていることもわかります。
令和2年2月 | 平成31年2月 | 差(令和2年-平成31年) | |
介護職員 | 315,850円 | 300,120円 | 15,730円 |
看護職員 | 379,610円 | 372,940円 | 6,670円 |
生活相談員・支援相談員 | 343,310円 | 332,980円 | 10,330円 |
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士又は機能訓練指導員 | 358,560円 | 349,190円 | 9,370円 |
介護支援専門員 | 357,850円 | 347,460円 | 10,390円 |
事務職員 | 311,120円 | 303,710円 | 7,410円 |
調理員 | 267,930円 | 261,180円 | 6,750円 |
管理栄養士・栄養士 | 319,680円 | 310,720円 | 8,960円 |
令和2年2月 | 平成31年2月 | 差(令和2年-平成31年) | |
全体(平均勤続年数8.1年) | 315,850円 | 300,120円 | 15,730円 |
1年(勤続1年~1年11か月) | 283,480円 | 258,260円 | 25,220円 |
2年(勤続2年~2年11か月) | 287,940円 | 271,770円 | 16,170円 |
3年(勤続3年~3年11か月) | 291,010円 | 277,120円 | 13,890円 |
4年(勤続4年~4年11か月) | 296,700円 | 282,210円 | 14,490円 |
5年~9年 | 307,980円 | 294,020円 | 13,960円 |
10年以上 | 350,820円 | 333,980円 | 16,840円 |