ニートから正社員は受からない?ニートから正社員に受かる5つの方法
いままで正社員として働いたことがないニートのひとにとって、いま一番必要な資格は「正社員としての職歴がある」という資格です。まずはじめのステップ「正社員に受かる」という目標を目指して、いま何ができるのかをしっかりと考えて行動しましょう。
ニートから正社員は受からない?
就活が心配…
ニートから正社員になろうと思い立ったひとの中で、こういった心配を抱えているひとはいませんか?
そんな悩みを抱えているのはあなただけではありません。大勢いると思います。私が良く見たり、聞いたりしている中でもこのような不安を持っていて、なかなか次の一歩である就職活動へのモチベーションが高まらない、というひとは数多く存在します。
しかし、心配はありません。きちんとした就職活動ができれば、ニートからでも正社員に受かることはさほど難しいことではありません。
インターネット上ではよく、
面接官が嫌い…
くそな会社しかない…
といった評判が散見されますが、あまり鵜呑みにしてはいけません。
そのひとたちがニートから正社員に受からないそもそもの理由は、「利用している就活媒体が悪い」か「応募している求人が悪い」ことがほとんどだからです。
データから見る「ニートからでも正社員に受かる」
独立法人 労働政策研究・研究機構の調査研究『若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③』のデータからも、ニートからでも正社員に受かるということがよく分かります。
『第3章 非求職無業者(ニート)の経歴と意識、世帯の状況』の23ページ『1年前「無業・非家事非通学・無配偶で卒業者」(非求職無業+求職者)であった者の現状』には次のようなデータが載っています。簡潔に必要なデータだけを抜粋しました。
1年前ニートだったひとの現状(男性)
男性 単位:% | 正社員 | 求職者 | 非求職無業者 (ニート) |
15-34歳計 | 18.3 | 19.7 | 42.9 |
15-19歳 | 16.1 | 13.5 | 44.1 |
20-24歳 | 20.6 | 17.5 | 40.8 |
25-29歳 | 22.0 | 18.9 | 40.6 |
30-34歳 | 12.5 | 23.4 | 47.2 |
1年前ニートだったひとの現状(女性)
女性 単位:% | 正社員 | 求職者 | 非求職無業者 (ニート) |
15-34歳計 | 17.4 | 14.5 | 36.9 |
15-19歳 | 16.4 | 13.4 | 45.8 |
20-24歳 | 22.7 | 15.1 | 30.2 |
25-29歳 | 18.3 | 14 | 34.0 |
30-34歳 | 10.7 | 14.4 | 46.8 |
- 男女ともにニートから正社員になったひとは約18%
- 現状でもニートであるひとは40%前後
- 求職活動をしているひとは男性が約20%、女性が約15%
これらの表で特に注目すべきところは、求職者(現在求職活動をしている人)の割合と正社員になった人の割合がほぼ同じであるところです。この調査対象になったすべてのニートのひとが1年間のあいだに求職活動をしていたということではなく、現状維持を望んでいるニートのひとも多く含んでいます。
この年の求職者の割合を見ても分かるとおり、むしろ求職活動をしているニートのひとは少なく、5人に1人以下です。それにも関わらず、正社員になったひとも同じくらいの割合、すこしそれよりは多い割合で存在します。
つまり、(こういったデータはドラスティックな変化は1年ではほとんど起こらないので)前年も同じくらいの統計データだったと仮定するならば、求職活動をしていたほとんどのニートのひとは正社員として受かったのではないでしょうか。もちろん、求職活動を2年3年と通して続けていたり、途中でやめてしまったりがあるので、すべてのひとが正社員になったというわけではありませんが、かなりの割合でニートから正社員に受かったのではないか、ということは容易に予測できます。
ニートから正社員に受からない2つの大きな原因は、「年齢」と「コミュニケーション能力」
ニートのひとが企業の採用選考に受からない大きな要因は「年齢」と「コミュニケーション能力(の不足)」です。それぞれについて少し解説します。
年齢について
企業がニートやフリーターなどの正社員雇用ではないひと、またはその業界や職種が未経験のひと、などの労働者を採用するときに一番最初に注目するのはそのひとの年齢です。
ひとは若ければ若いほど物覚えやスキルの吸収が早いですし、固定観念も少なく会社が望むような人材に育ってくれる可能性も高まるからです。
上記の表「1年前ニートだったひとの現状」からも分かる通り、30代になるとガクッと正社員になったひとの割合が落ちてしまいます。データには30代前半までしか数値を載せていませんが、30代後半になるとさらにニートから正社員に受かるひとの割合は落ちます。
このことからも、ニートのひとはできるだけ早く行動し、できれば20代のうちに正社員に受かれるように就職活動を進めていきましょう。
しかしひとによっては「年齢はもうどうすることもできない」という方もいると思います。挫けずにいまできる最大限の対処を、できるだけ早く取るようにしましょう。
コミュニケーション能力について
コミュニケーション能力はニートだけに限らずすべての社会人にとってとても大切な能力です。
新卒採用ではコミュニケーション能力が一番重視されるとも言われています。中途採用でも、スキルや経験と同じくらい重視される傾向にあります。それくらい、「同じ会社で一緒に働くひとには最低限のコミュニケーション能力を持っていてほしい」と企業が望んでいるケースがほとんどです。
企業で働く以上、ひとりで完結するような仕事はほとんどありません。すべてはチームワークの上に成り立っているということを考慮すると、コミュニケーション能力の重要性が見えてくるはずです。
ニートから正社員に受からない、は間違っている
「1年前ニートだったひとの現状」のデータから、
ということが間違いであることが良く分かります。
「正社員に受からない」なんて心配をして、自分のモチベーションを自分から下げにいくようなことはやめましょう。
正社員として働き出したら、それまでの過程(ニートとして過ごした日々)なんて、まったく関係なくなります。なりより、一度正社員として働けば、正社員としての職歴がつくことが一番のメリットです。
最初の会社が「自分に合わないな」と感じれば、転職をすれば良いだけですし、その場合はほかの普通の転職者と同様につぎの企業の選考を受けられるようになります。
初めの一歩は本当に勇気と根気が必要になると思います。
本気で、
と考えているひとは次の『ニートから正社員に受かる5つの方法』を実行してみましょう。
ニートから正社員に受かる5つの方法
- ニートから正社員に受かる5つの方法
- ニートに強い就職エージェントを利用する
- 研修付きの就職サービスを利用する
- 「経験不問」「未経験歓迎」の求人が多い求人サイトを利用する
- ハローワークを利用する
- 派遣社員やアルバイトから正社員を目指す
1.ニートに強い就職エージェントを利用する
ニートから正社員に受かる方法1.ニートに強い就職エージェントを利用する
1つ目のニートから正社員に受かる方法は、ニートのキャリアサポートに強い就職エージェントを利用することです。
そもそも就活の進め方が分からない…
就活めんどくさい…
というひとが、最も正社員に受かる確率を上げられる就活方法です。
エージェントとは
- エージェントとは
- エージェントとは、完全無料で転職や就職活動などのキャリアサポートをしてくれる企業(またはサービス)のことです。
エージェントのサポート内容
そのサポート内容は、キャリア相談からはじまり、それにもとづき希望や適性に合った求人の紹介、応募書類の添削、面接対策、企業との条件交渉や面接の日程調整、そして入社サポートや退職サポートまでを行ってくれるエージェントなどがあります。
何かスキルを身に付けてからつぎの会社へステップアップしたいというひとには、研修付きのエージェントサービスもおすすめです。
ニートのキャリアサポートに強いエージェントも存在
そのなかでも、ニートやフリーターといった正社員経験がゼロのひとのキャリアサポートに強みを持っている就職エージェントも存在します。
丁寧なキャリアサポートを行ってくれるエージェントは、正社員経験が無い、もしくは正社員からながらく離れてしまっているひとでも高確率で内定を獲得することができます。
求人の質に関しても、長年の人材紹介実績と照らし合わせて、その実績からブラック企業を完全に排除している就職エージェントなども存在するので、ニートのひとはそういったエージェントを利用して正社員を目指すと良いでしょう。
おすすめのエージェントは記事中の『ニートからでも正社員に受かる!就職エージェント』に記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
2.研修付きの就職サービスを利用する
ニートから正社員に受かる方法2.研修付きのエージェントを利用する
2つ目のニートから正社員に受かる方法は、研修付の就職サービスを利用することです。
研修付きのエージェントとは
研修付きのエージェントは簡単に言ってしまえば、上記で説明したエージェントに研修が付いた就職サービスです。
提供されている研修の種類や内容は、そのエージェントによってまちまちです。
何を目指せば良いか分からない…
というひとは、とりあえずくいっぱぐれの無い、将来的に手に職を付けて働けるように何かしらのスキルを身に付けられる研修付きサービスを利用するようにしましょう。
おすすめの研修付きエージェントは記事中の『ニートからでもスキルを身に付けられる!就職サービス』に記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
3.「経験不問」「未経験歓迎」の求人が多い求人サイトを利用する
ニートから正社員に受かる方法3.「経験不問」「未経験歓迎」の求人が多い求人サイトを利用する
3つ目のニートから正社員に受かる方法は、「経験不問」「未経験歓迎」の求人が多い求人サイトを利用することです。
求人サイトは、新卒のときなどの初めての就職活動のときに使ったひとも多いのではないでしょう。
新卒向けのものや転職者向けのものが主流ですが、20代などの若い世代向けの「経験不問」や「未経験歓迎」などの求人を数多く扱っている求人サイトもあります。代表的なものには『リクナビNEXT』などがあります。
求人サイトは、求人を検索できるだけでサポートなどは何も付いていないですが、
と考えているひとには向いています。
注意点としては、「正社員に受からない期間が続いても自分ひとりでモチベーションをキープできる」という自信のあるひと以外はなるべく避けたい就活方法であるということです。
4.ハローワークを利用する
ニートから正社員に受かる方法4.ハローワークを利用する
4つ目のニートから正社員に受かる方法は、ハローワークを利用することです。
上では、正社員の経験がないひと向けのエージェントなどを紹介しましたが、これらの就職サービスはおもに30歳以下向けのサービスです。また、「経験不問」などと書いてある求人なども、年齢を理由に書類審査で落とされてしまうケースが多くなってくるので求人サイトもあまりおすすめはできません。
そこで次の候補に挙がってくるのがハローワークです。
ハローワークとは
ハローワークとは国が運営する無料職業紹介所のことで、各地方自治体において求職者と企業をマッチングする業務を担っています。
ハローワークの強み
ハローワークの強みは、地域密着型のキャリアサポートを実施してくれるところで、大手の求人サイトに載っていないような近場の求人を扱っているケースなどもあります。
地方に在住で、エージェントのサポートエリアから外れてしまっている場合でも、どんな年齢でも、どんな経歴でも、ハローワークなら絶対に利用することができるのが強みとなっています。
5.派遣社員やアルバイトから正社員を目指す
ニートから正社員に受かる方法5.派遣社員やアルバイトから正社員を目指す
5つ目のニートから正社員に受かる方法は、派遣社員やアルバイトから正社員を目指すことです。
求人サイトなどをよく見ているひとは「正社員登用制度あり」という文言を見たことがあると思います。
正社員登用制度とは
正社員登用制度とは、パートやアルバイト、契約社員などの非正規労働から正社員に上がるための制度です。
正社員登用制度の注意点
求人票で「正社員登用制度の実績あり」という言葉を見ると聞こえは良いかもしれません。が、この「正社員登用制度」というものは、全く法律では定められていない制度です。
本当に正社員に受かるかどうかは、会社の業績や上司の裁量にかかっていると言っても過言ではなく、確実に正社員になれるというわけではありません。
まずは、派遣や契約社員として働いていてこの制度に頼るというのも無くは無いですが、期待しすぎは厳禁です。
と考えているひとにとっては悪くない方法かもしれません。
正社員登用を狙う場合に注意することは、正社員になれないのにいつまでも待っていてはダメだということです。自分なりに2年、3年などの期間をもうけて、正社員になれないようならすぐに転職活動をはじめてください。正社員ではないにしろ、「働いた」という経歴があるだけで、ニート時代からは比べものにならないくらい応募できる正社員求人の幅は広がっているはずです。
ニートからでも正社員に受かる!就職エージェント
「正社員に受からない…」と悩んでいるひとは、ニートからでも正社員に受かる就職エージェントを利用しましょう。エージェントを利用しながら就活を進める方法は、正社員になるための一番の近道です。
ここでは、ニートのキャリアサポート内容や実績が豊富なエージェントを掲載しています。
失敗しない エージェント選び の 決定版!
更新日:2024/12/31
JAIC(ジェイック)のココがおすすめ
- 未経験から正社員に就職!
- 就職成功率81.1%以上
- キャリア支援実績23,000名以上
- 定着率91.5%のホワイト企業求人
- 厚労省委託の「職業紹介優良事業者」
JAIC(ジェイック)に関する#タグ
- #院卒
- #大卒
- #短大卒
- #高専卒
- #専門卒
- #高卒
- #経歴不問
- #若年層
- #未経験可
- #短期離職可
JAIC(ジェイック)の関連記事
第二新卒エージェントneoのココがおすすめ
- 既卒・フリーターでも就職できる
- 就職成功者15,000人以上
- 未経験OKの求人が5,000件以上
- 入社前・後のアフターフォローもバッチリ
アドプラのココがおすすめ
- 東海エリアの20代就職・転職に特化
- 東海エリアの企業数No.1、取引社数は1万社以上
- ホワイト企業を扱い、入社後の定着率97%
- 創業から40年の確かな実績
更新日:2024/12/31
UZUZ(ウズウズ)のココがおすすめ
- 20代専門だから内定率86%!
- 他社の10倍時間をかけるサポート
- 厳正な基準でブラック企業を完全排除
- 大手からベンチャーまで優良企業多数
UZUZ(ウズウズ)に関する#タグ
- #院卒
- #大卒
- #短大卒
- #高専卒
- #専門卒
- #経歴不問
- #若年層
- #未経験可
- #短期離職可
UZUZ(ウズウズ)の関連記事
30代以上のニートのひと向け
ニートからでもスキルを身に付けられる!就職サービス
「やりた仕事がない…」「何を目指せば良いのかわからない…」と悩んでいるひとは、研修付きの就職サービスを利用しましょう。なにかしらのスキルを身に付けることで、将来手に職を付けて働けるようになりますし、キャリアの選択肢も広げることができます。
ここでは、研修内容や講師陣のレベルが高い研修付き就職サービスを掲載しています。
失敗しない スクール選び の 決定版!
更新日:2024/12/31
- #おすすめ
- #無料
- #20代
- #CSS
- #HTML
- #Java
- #JavaScript
- #PHP
- #Ruby
- #Java Silver
- #MySQL
- #Git GitHub
- #Bootstrap
- #jQuery
- #オンライン授業
プログラマカレッジのココがおすすめ
- 初心者でもプログラマになれる
- 国内最大級の就活直結型ITスクール
- 紹介先企業は3,500以上
- 転職、就職率98%/平均内定数3.7社
- オンライン受講〇、受講料は完全無料
プログラマカレッジに関する#タグ
- #埼玉
- #千葉
- #東京
- #神奈川
- #就職支援
- #転職支援
プログラマカレッジの関連記事
更新日:2024/12/31
- #おすすめ
- #無料
- #10代
- #20代
- #CCNA
- #オンライン授業
ネットビジョンアカデミーのココがおすすめ
- 就職・転職支援◎無料CCNAスクール
- 就職率98%(東京/大阪)/資格取得率99%
- 継続率92%、クオリティ◎の学習内容
- シェアハウス最大2ヶ月無料の上京支援
- 働きながらでもエンジニアを目指せる
ネットビジョンアカデミーに関する#タグ
- #全国
- #就職支援
- #転職支援
更新日:2024/12/31
- #おすすめ
- #10代
- #20代
- #30代
- #CCNA
- #オンライン授業
ウズウズカレッジ CCNAのココがおすすめ
- 受講者数50,000人以上
- 利用者満足度 4.4/5.0 以上
- eラーニング、自分中心で学習できる
- 担任講師がつくから、挫折せずに学習
- 希望者には無料でキャリアサポート
UZUZ COLLEGE CCNAに関する#タグ
- #全国
- #就職支援
- #転職支援
UZUZ COLLEGE CCNAの関連記事
ニートから正社員に受からないひとの特徴
『ニートから正社員は受からない?』で、就活をすればほとんどのニートのひとは正社員に受かることを説明しましたが、就活をしているにもかかわらず正社員に受からないひとというのは一定数出てきてしまいます。
そこで私が経験上感じた、ニートから正社員に受からないひとの特徴を6つ紹介します。このなかで自分に当てはまっている特徴が無いかを確認し、もし少しでも当てはまっていると感じるひとは、今後はちょっとずつでも改善できるように考え方や行動を見直してみましょう。
- ニートから正社員に受からないひとの特徴
- 行動しない
- 継続力がない
- ストレスの発散がヘタ
- 仕事に対して偏見を持っている
- 自分に自信がない
- 自分の悪い点を見ようとしない
1.行動しない
ニートから正社員に受からないひとの特徴1.行動しない
ニートから正社員に受からないひとの一番の特徴は、行動しない、行動力が足りないという点です。
正社員になりたいという思いは持っているはずなのですが、それをなかなか行動に移せません。
周りから変な目で見られそう…
どうせ正社員に受かるはずがない…
という気持ちが先行してしまい、つぎの一歩を踏み出すのにかなりの精神的な負荷が掛かってしまうからです。こういった精神状態は誰もが経験をしたことがあるので、わたしもこの気持ちは充分に理解できます。
しかし、まず最初になにかアクションを起こさないと現状は何も変わりません。ニート期間を送っているひとほどそれも十分に分かっているのではないでしょうか。
2.継続力がない
ニートから正社員に受からないひとの特徴2.継続力がない
就職活動において継続力はとても大切な要素です。
ニートのひとだけに限らず、就活をはじめてからすぐに就職先を見つけることができるひとはごく一部のひとにすぎません。数社、多い人で何十社という会社の採用選考を経て、ようやく内定を獲得できるのが普通です。
それにも関わらず、1社や2社受からなかったというだけでモチベーションが著しく下がってしまうひとがニートには多い印象です。
また、継続力というのは働き出してからも大切です。
働くことが毎日のルーティーンになるまでは、精神的や肉体的にとても疲労感を感じやすいですし、仕事に慣れるまでは我慢・継続の期間と捉えておきましょう。
3.ストレスの発散がヘタ
ニートから正社員に受からないひとの特徴3.ストレスの発散がヘタ
この中にはストレスを溜め込んでしまい、その結果ニートになったというひとも多いのではないでしょうか。そういったひとは働き出してからもストレスをうまく発散できず、仕事が長続きしなかったり、短期離職をしてしまう傾向にあります。
社会に出ると毎日がストレスの連続です。どんなに楽しそうにイキイキと働いているように見えるひとでも、何かしらのストレスを抱えています。
しかし社会で上手くやっているひとは、そのストレスを溜め込まずこまめに放出する術を持っています。
運動が好きな人は軽いランニングでも良いですし、歌うことが好きな人はカラオケなどでも良いでしょう。(お酒でも良いですが、飲みすぎには注意!)
どんな手段でも良いので、ストレス発散の方法をなにか1つ見つけるようにしましょう。
4.仕事に対して偏見を持っている
ニートから正社員に受からないひとの特徴4.仕事に対して偏見を持っている
正社員に受からないニートのひとは、仕事に対して偏見を持っている場合もあります。
薄給… サービス残業…
肉体労働… IT土方…
こういったキーワードを口にしたことがあるひとも多いかと思います。
しかし、いま現在働いていないニートのひとが現状をどれほど知っているというのでしょうか。私から言わせれば「仕事なんて9割が雑用。つまらないもの。」です。
仕事に対して偏見を持つ前に、まずは何よりも経験してみることが大切です。
ブラック企業なんてほんのわずかですし、薄給と感じれば副業をすれば良いだけです。文句を言っても何も変わりません。ネット上では自分から行動しないひとが文句を言っているのです。
そんな言葉に騙されて、現状を変えるチャンスを棒に振るのはとてももったいないことです。
5.自信がない
ニートから正社員に受からないひとの特徴5.自信がない
とくにニート期間が長いひとは、自分に自信がなく正社員に受からないパターンが多いです。
なにも誇れるものがない…
こういった思考は、面接のやりとりで見透かされてしまう可能性がとても高いです。
しかしニートのひとを受け入れている企業は、過去ではなく未来、今後の成長に期待をしているからニートのひとでも採用をしています。
「こんな仕事内容ですが継続できそうですか?」といった質問などでは、いままでの経験そくから答えにつまってしまうひともいるでしょう。そんなときは「いままで」を振り返るのではなく、「これから」のことを考えた答えを意識するようにしてください。
過去は過去、今後だけの自分を見据えて、過去から脱却し「自分は変わるんだ」という意志をもって就活を進めていきましょう。
6.自分の悪い点を見ようとしない
ニートから正社員に受からないひとの特徴6.自分の悪い点を見ようとしない
自分の悪い点を見ようとしないひととは、「自分以外の他のひとに責任がある」や「自分よりもその人は劣っているから」と自分以外の他人を下に考え、自分自身を見つめようとしないひとのことです。
自分を守りたい気持ちというのは、私を含めだれしもが持っています。だからといって、他人をおとしめるようなことをしたところで、自分自身は何も前進しません。
自分ひとりだけだったらその考え方でも良いかもしれませんが、とてもそんなひととは一緒に仕事をしたいとは思えません。
また、そういった思考に入ってしまうと、自分の周りも自分のことをそういう風に見てるんだろうと無意識の中で思ってしまい、それが結局は他人との対立に繋がってしまうので注意しましょう。
自分の力では他人を変えることはほぼできません。「自分の力で変えることができる人間は自分自身だけ、ほか人は関係ない」ということを覚えておきましょう。
正社員に受からないニートがするべき4つのこと
- 正社員に受からないニートがするべき4つのこと
- コミュニケーション能力を高めよう
- 生活リズムを整えよう
- ニート期間に資格やスキルを身に付けよう
- 面接の対策をしよう
1.コミュニケーション能力を高めよう
正社員に受からないニートがするべきこと1.コミュニケーション能力を高めよう
はじめに、コミュニケーション能力を高めましょう。
『ニートから正社員に受からない2つの大きな原因は、「年齢」と「コミュニケーション能力」』で説明したとおり、ニートから正社員に受からない原因には「年齢」と「コミュニケーション能力」が大きなウェイトを占めます。
年齢はについてはもうどうすることもできないので、少なくとも最低限のコミュ力を身に付けるように努めましょう。
最低限のコミュ力とは、他のひとと滞りなく会話ができる能力です。
とくに長い期間ニートをやっているひとは、一日の時間のなかでひとりで過ごしている時間が圧倒的に長い傾向にあり、ひととの会話が苦手だというひとも多いのではないでしょうか。
まずは、ひととあいさつを交わしてみたり、家族との会話を増やしたり、友達と会う機会を作ったりと、意識的にコミュニケーションを取るようにしましょう。人並み以下の会話力でも構いません。一歩ずつ前進することが何よりも大切です。
また、実家暮らしでもないし、親しい友人がいない、というひとはチャットなどでも良いと思います。PCやプレステなどのゲームをやっているひとも多いと思うので、チャットを繋いだりしてゲームを進めていくのも良いですね。
対面とチャットの会話では多少雰囲気や感じ方が違いますが、それでもなにもしないよりは遥かにましです。とりあえず仲良く、できるだけ円滑にゲームが進むように意識してみましょう。
でもコツがあって、「とりあえず最初の挨拶だけハッキリと明るく言う」っていうのだけ意識しとけば、あとは他のひとが何とかしてくれるし雰囲気も良くなるので試してみてください!
2.生活リズムを整えよう
正社員に受からないニートがするべきこと2.生活リズムを整えよう
生活リズムを整えることは、正社員に受かるための準備段階です。
会社の説明会や採用選考、SPI試験などはもちろんすべて日中に行われます。そんななか、眠い頭が働かない状態で挑むことがないようにしましょう。
昼夜逆転の生活を送っているニートのひとは朝起きて昼間に行動する生活に慣れましょう。昼間に活動するという当たり前の行為も、正社員に受かることにつながっています。
3.ニート期間に資格やスキルを身に付けよう
正社員に受からないニートがするべきこと3.ニート期間に資格やスキルを身に付けよう
履歴書などの書類選考では、働いていないニート期間にしていたことでも十分にアピールできます。
資格取得やPCスキル上昇のための勉強は、うってつけのアピール材料です。ただただ無駄に時間を過ごしていたわけではなく、将来のためになる何かに取り組んでいたという姿勢だけでも、十分に他のニートのひととの差別化をはかる材料になります。
しかし、資格やスキルを得ることを第一にして、就職活動に遅れがでることは無いように注意しましょう。
「年齢」も正社員に受かるための大切な要素であることはすでにお伝えしましたが、資格試験に受からないなどの理由で1年も2年も大切な時間を無駄にすることはありません。
実際に資格というものは働きながらでも取得することはできますし、「正社員に受かる」ということを第一に考え早め早めの行動に移すことも大切です。
4.面接の対策をしよう
正社員に受からないニートがするべきこと4.面接の対策をしよう
正社員に受からないニートにとって面接選考は立ちはだかる大きな壁です。普通の転職者と比べても、ニートのひとのほうが「面接が苦手」というひとは圧倒的に多いです。
しゃべることが苦手…
といった理由が主な原因です。
「アピールすることがない」のは書類選考に受かった時点で、向こうの会社側も了承しているので問題ありません。
少なくとも、無職やニートのひとに良くされる質問、
ニート期間には何をしていたんですか?
継続的に仕事をすることはできますか?
といった基本的な質問には答えられるように準備をしましょう。
また、「しゃべることが苦手」なら練習するしか、克服することはできません。
このように面接対策は、ニートから正社員に受かるためにとても大切です。しかし、ひとりで面接の対策をすることは難しいと感じるひとも多いでしょう。
そんなときは『ニートからでも正社員に受かる!就職エージェント』に掲載しているエージェントを利用しましょう。担当のキャリアアドバイザーが丁寧な面接対策をしてくれるので、正社員に受かる確率もグッと高まります。
ニートから正社員に受かったひとの体験談
ジェイックに来る前は
学校を卒業してからは就職する気がなんとなく起きず、4年間家でギターと将棋ゲームばかりしていました。
現在のお仕事
精密機械の商社に就職して、お客様への訪問や提案資料の作成を行っています。
引用:JAIC(ジェイック)
就職活動が上手くいかずそのまま卒業し、2年間アルバイトをしていました。
久々に会った友人たちが立派な社会人になっていて、焦って就職活動を再開しました。
相談や面接の対策をしてくれると言う事で、たまたま見つけた第二新卒エージェントさんに登録をしてみました。今までは、他の人に自分のアピールをするのが苦手だったのですが、相談するうちに、自分では気付かなかった長所や短所、更には将来なりたい姿も見つかりました。
次第に自信を持って話せるようになり、無事に内定も頂く事ができました!最初は不安だらけでしたが、第二新卒エージェントさんに相談してみて良かったと思えています!
私は周りと比べて後れを取っていたので、「そもそも自分は就職できるのかな?」というところから不安でいっぱいでした。
初めての面接はとても緊張しましたがアドプラのカウンセラーさんが丁寧にアドバイスをくれたので自信をもって臨めました。
紹介された企業は印象が良く、すぐに入社を決めましたが毎日楽しく仕事ができているのは自分にバチっとあった企業を紹介してくれたからだと思います。
引用:アドプラ
前職を辞めてから自分の軸を見つけられず、手当たり次第に企業を受け落ちる日々を送っていました。
でもウズウズでは自分の気持ちを丁寧に聞いてもらえたので、自分の進む方向性を見つけることができたんです。無事に第一希望の会社にも入ることができ、本当によかったです!
引用:UZUZ(ウズウズ)
派遣社員として働いてきましたが、正社員になりたいと思い、東京しごとセンターにお世話になることにしました。
「キャリアデザイン講座」で方向性を決め、「就活エクスプレス」で自己肯定感を向上、「短期集中プログラム」でモチベーションを上げながら応募活動を行い、短期集中プログラム終了後1ヶ月で内定をいただくことができました。
アドバイザーやジョブコーディネーター、セミナーの担当講師のサポートと、セミナーの他の参加者との交流がなかったら、就活を続けることはできませんでした。東京しごとセンターを信頼し、良い意味で活用することをおすすめいたします。
引用:東京しごとセンター ミドルコーナー
ニートから正社員に受かりたいけど「やりたい仕事がない」「働き続けられるか不安」
正社員になりたいけど、
働き続けられるか不安…
と考えているニートのひとは数多くいます。これらはニートの一般的な悩みと言ってよいでしょう。
私なりの回答を用意しましたので、これらの悩みを持っているひとはぜひ参考にしてみてください。
そもそもやりたい仕事がない
普通の就活者、転職者であれば、「やりたいこと」「好きなこと」「目指している将来像」などを軸に活動を進めていきます。
が、実際にそれらの職業につけるひとは全体の半数にも届きません。
また、「やりたいこと」を見つけられないまま就職、転職活動を進めているひとも数多く存在します。
エン転職が行ったアンケート調査では「Q1.転職を考え始めたばかりの頃について伺います。やりたい仕事は決まっていましたか?」では、約70%のひとがやりたいことが決まっていなかったと答えています。
これらを考慮すると「やりたい仕事が決まっていないこと」「やりたい仕事につけないこと」は、実は普通のことなのです。
ニートのひとは、ほかのひとに比べて社会経験が極端に少なくインプットするものが無いぶん、「やりたい仕事」を見い出すことはさらに困難でしょう。
しかし、いま働いているひとの中でも、やりたい仕事をやっているひとなんて極々一部のひとです。
そんな中で、
と悩んでしまい、正社員になるためのモチベーションを下げるのはとてももったいないことだと思います。
やりたいことは環境に慣れたり、スキルが身に付いたり、ひとりである程度の仕事がこなせるようになってきてから将来へのビジョンが見えてくるものだと考えましょう。
また、ニートのひとはSNSや掲示板を良く利用するひとも多いと思います。SNSなどでは良く見えるひとが目立ちがちで、「何もやっていない自分はダメだな」と自分を負のスパイラルに陥れがちになってしまいますが、そういった人たちは特殊、もしくは自分を演出しているだけで、わたしたちが特に気にする必要はありません。
自分は自分。自分のペースで堅実に一歩ずつ前進していきましょう。
働き続けられるか不安
怒られたら、すぐ逃げるクセがある…
他の人と物事を進めていくのが苦手…
といった理由から、正社員になりたいけど「働き続けられるか不安」と感じているニートのひとも多いと思います。
新しい職場に通うことになったら最初は誰しもが不安にこう感じることですが、いままで正社員の経験が無いニートのひとにとってはなおさらでしょう。
「働き続けられるか不安」という悩みを解消するためには、「まずは働いてみる」という解決策しかないと思います。
とりあえず働いてみて実際に自分がどう感じるかを体験することは、その会社でそのまま働き続ける上でも、つぎのステップに進む上でも、人として大きな経験値となります。
また、慣れないながら働き続けるコツは小さい目標を作ることです。例えば、
- まずは初日にひとの名前を覚えよう
- 最初の1週間は環境になれることだけに集中しよう
- 1ヶ月目は仕事の全体的な流れをつかもう
- 3ヶ月間の間に他のひとの業務と自分の業務がどう繋がっているのかを把握しよう
というように小さな目標を作って、目の前の目標だけを1個1個クリアしていくことだけに注力するようにしましょう。
ニートから正社員に受かる5つの方法以外のニートの就活に関するノウハウ
JOB HUNTING.comでは、ニートの就職活動に関するノウハウ情報を提供しています。「ニートの就活に関する情報を知りたい」という方は、ぜひこちらのコンテンツもチェックしてみてください。
ニートの就職活動ノウハウ記事
ニートカテゴリ最新記事
まとめ|ニートから正社員を目指すのは、いまからでも遅くない!
ニートから正社員に受かるということは決して無理なことではありませんし、「ニートから正社員は受からない…」という考えにハマってしまっているひとでも、いまからでも遅くはありません!
最初から、大企業や有名企業に入ることは難しいかもしれません。しかし、まずは最初の一歩を踏み出すことが大切です。
いままで正社員として働いたことがない人にとって、いま一番必要な資格は「正社員としての職歴がある」という資格です。
まずは正社員としてのキャリアを積んで、そこからスキルや経験を身に付けステップアップを目指すのが、ニートのひとにとっては正攻法、かつ成功するための一番の近道です。