仕事を辞めたい理由「職場の人間関係」への対処法

その他ノウハウ人間関係,仕事辞めたい

今回のポイント
  • 誰もが抱える「職場の人間関係」への対処法は3つ
  • 「職場の人間関係」は何かしらのアクションを起こさなければ決して改善されることはない
  • 人間関係の改善のために一番大切なことは、まずは一人で向き合おうとする姿勢を持つこと
仕事を辞めたい理由「職場の人間関係」への対処法

「職場の人間関係」問題への対処法を紹介

仕事を辞めたい理由として、どんな媒体の調査でも必ず1位か2位に挙がっているのが「職場の人間関係」の問題です。

その調査を見るたびに、「やっぱり人間関係って仕事上でも大切なんだなぁ」と思いしらされてしまいますね。

今回は、そんな「職場の人間関係」問題への対処法を3つ紹介していきたいと思います。

「職場の人間関係」への対処法

「職場の人間関係」の問題は、給与などお金の問題と同様に最上位で並ぶものですが、多くの場合ではお金以上に深刻な悩みとなっています。

なにせ職場というのは赤の他人が集まる場であり、みんな性格も考え方も違いますからどんな人でも大なり小なり人間関係についての問題や悩みを抱えていることでしょう。

例えば「犬猿の仲」という言葉もあるように、犬とサルのような存在が同じ職場にいる場合も世の中よくあることです。

実社会でのそうしたうまくいかない人間関係というのは、何も目に見えて衝突したり喧嘩したりするわけではなく、そもそも互いがコミュニケーションをとろうとしなかったり必要以上に関わろうとしないケースがほとんどだとされています。

それゆえに解決の糸口すら見つからずに長くズルズルと引きずってしまうんですね。

そこには年齢や立場の上下であったり職場の先輩後輩という関係性といった形上のさまざまな要素が関わって、複雑な人間関係を嫌でも生んでしまっているのです。

もちろんそれも1対1とは限らず、3人以上の複数の人間が関わり合ってさらに複雑になっているのが常です。

そうした職場の人間関係というのは、どんなに仕事上の付き合いだと割り切っても業務上最低限の関係性すらうまくいかないことはよくあるものです。

結末としてそれぞれが限界まで我慢した挙句に、そのうちのいずれかの人間が「もう仕事辞めたい…」と思い立ち、何らかの退職理由を生んでその職場を後にしてしまうというのが多くの職場の成り行きです。

果てはストレス性の病気になったりして身体を壊し退職するケースもよく耳にします。

それだけ「職場の人間関係」というのはセンシティブで重要な問題だということは間違いありませんね。

そんな人間関係の問題を抱え悩んでいる方は、次の3つの職場の人間関係への対処法を検討してみてください。

【 職場の人間関係への対処法 】

  1. 自分でできる限り向き合う努力をする
  2. 誰かに相談する
  3. 転職する

1.自分でできる限り向き合う努力をする

多くの人はこうした職場の人間関係の問題に対するアドバイスを求められると、同僚や上司などにすぐ相談してみることを勧めると思いますが、筆者に言わせるとそれはなるべくならしないほうが良いものだと思っています。

もちろんケースにもよるでしょうが、大人の人間関係の多くは「周囲の人に相談する」という行為で問題解決できる確率は非常に低い上に一歩誤れば「単に陰口をたたいている」ことにしかならないことも多々あるからです。

そして陰口をたたけばそうした問題は周囲の無関係な人たちに悪影響を与え、問題はさらに悪化してしまう可能性が高い上に、時に取り返しがつかなくなってしまうようなことにも…。

自分に関する陰口をたたかれて良く思う人なんてどこにも居ないですよね?

そして一旦口にした言葉は取り消せません。人の記憶を消すことは誰にもできませんからね。

少なくとも悩み始めの早い段階で会社内の人間に相談するのは控えたいところです。

今のこの世の中は「ストレス社会」とよく呼ばれますが、それはこうした人間関係の問題の悪化が非常に大きな一因になっていると考えられます。

筆者の職場でも実際そうした自分一人の問題に社内に居る周囲を巻き込んでしまったことでもはや取り返しがつかなくなってしまった挙句、ストレスから身体を壊して職場を後にした人が居ました。

こうした職場の人間関係という問題はできるものなら、まずは一人で向き合おうとする姿勢を持ってみることをおすすめします。

逆に言えば、そうした姿勢を持てていなかったことが、その相手とこれまでずっとうまくいかなかった原因であることも考えられます。

例えば「自分の問題は自分で解決する」「自分一人ですくっと立つ」といった自立性であったり、「全ては自己責任である」という視点を持てている一握りの人間だけが職場でもプライベートでも広く受け入れられてうまくいくものです。

しかし現実はそれが無い人のほうがはるかに多いもの。

他責的な人間というのは何事もうまくいかないキャラクターの典型例です。

そうした行為によって周囲もまた知らず知らずのうちに悪影響を受け、問題は解決からさらに遠ざかる方向へ進んでしまうことが多いのです。

では自分一人でどうやって向き合えば…?

という話ですが、日頃コミュニケーション自体あまり取れていないような人が相手である場合には、まずは仕事上で自分の考え(思っていること)を表現してみることから始めてみると良いでしょう。

例えば、仕事で何か疑問に思ったことを相手に質問してみるのがコミュニケーションのきっかけとしては最適です。

長く勤めているほど仕事上ではさまざまなシチュエーションに遭遇するものです。

業務上で不思議に思ったことや矛盾した物事を見つけた時というのは、話のネタにする絶好のチャンスです。

そうした内容であれば、年齢や立場などに関係なく誰が相手でも自然にとれるコミュニケーションだからです。

そうしたことをきっかけにしてまずは自分の考えをさらけ出してみることで、意外と職場の人間関係はうまくいき始めることが多いですよ。

2.誰かに相談する

・相談相手の例:友人、家族、直属の上司、他の上司、人事担当者

もし誰かに相談する場合には、まずその悩みの相手とは関わりがなさそうなあなたの友人、もしくは家族などにしておくと良いでしょう。

それなら相手に陰口などととられたりして間接的な変な影響を与える心配はありませんからね。

誰かに話を聞いてもらうだけで気分がスッキリすることは多いですし、よく共感してくれる友人などに話せばストレス解消に繋がることもあります。

それでもどうしても過度なストレスを感じて仕方のない時や業務にとどこおりが出てしまうような時には、会社の人に相談するしかないでしょう。

社内の人間関係の問題について相談したい場合には、基本的にまず直属の上司に相談するのが望ましいです。

直属の上司を飛ばして人事や他の上司に相談してしまうと、直属の上司の監督責任を問われる場合もありますから注意が必要です。

ただし、直属の上司に相談しても解決しない、もしくは何らかの理由で直属の上司には相談できないような状況である場合には、他の上司もしくは人事担当者に相談すると良いでしょう。

もし今いる場所に未練がなければ、人事担当者に部署異動や系列会社への転勤などを願い出る方法もあります。

ちなみに社内の同僚に気軽に話すのはあまりおすすめしません。

同僚に話しても解決する可能性は低い上に、悩みの相手に伝わって間接的な悪影響を与えてしまうことがあるからです。

余程口が固くて信頼できる同僚がいればいいかもしれませんが、極力同僚に相談をすることは避けましょう。

3.転職する

上記2つの職場の人間関係への対処法を実施しても問題や悩みが解決されないとき、最後の手段として転職があります。

まるで逃げるようで嫌かもしれませんが、どうしても一緒にはうまくやっていけない人というのは世の中に居るものですし、ストレスによって身体を壊してしまってからでは遅いですからね。

自分で向き合ってもどうにもならず、誰かに相談しても解決せず、ツラい人間関係の問題がある場合には転職を検討してみるのが良いでしょう。

転職をすることは決して逃げの解決策ではありません。

人間関係という問題を抱えているがために仕事が充実しない、というのは長い人生において損でしかないですからね。

転職をすることでいまの人間関係をリセットし新たな職場で心機一転して、良好な人間関係を再構築していきましょう。

 

転職活動は「転職する」と決めた時点で在職中から行うことが可能です。

一般の方向けに無料で利用できる転職支援サービスというものがインターネット上にはいくつもあります。

あなたに合った評判の良い転職支援サービスに登録しておけば、転職エージェントの力を借りることで今の仕事をしながらにして効率の良い転職活動をすることが可能ですよ。

「職場の人間関係」は誰もが抱える悩み

「職場の人間関係」は誰もが抱えている悩みです。

会社では人と人とがコミュニケーションを取り合い、協力しあい、仕事をしているわけですからこの問題は決して避けることはできません。

それにあなたもひとりの人間ですし、あなたの悩みの元となっている人もひとりの人間ですから、どうしても好き嫌いが生まれてしまいますよね。

自分ひとりだけが抱えている問題で解決策は我慢することしかないと思い込むことはやめましょう。

「職場の人間関係」に関する問題は、なにかアクションを起こさなければ決して改善されることはありませんよ。

今回紹介した「職場の人間関係」への3つの対処法を実施し、少しでも良好な職場をご自身の手で作れるように前進していきましょう。