就職、転職活動における業界・職種研究の重要性と目的は?
- 業界・職種研究は仕事に対する視野を広げるために重要
- 業界・職種研究をすることにより『自分のやりたいこと』を明確化することができる
- その業界や職種に理解があり興味を持っていることをアピールできれば、書類選考や面接で優位に立てる
今回は業界研究・職種研究の重要性と目的について解説
業界、職種研究はなぜ重要なのでしょうか?
あなたが今知っている有名な企業や規模が大きな企業にだけ応募すれば良いのでしょうか?
この記事では、業界、職種研究の重要性とその目的について解説します。
業界、職種研究はなぜ重要?
就職、転職活動をするにあたって、業界、職種研究は非常に重要です。
あなたは世の中にどんな業種が存在するか、また、その業界の役割、事業内容、特徴を知っていますか?この質問に答えられる人はほんの一部で、全ての業界に関する情報が頭の中に入っている人はほとんど存在しないでしょう。
そうです、あなたが今知っている業界は社会の中のほんの一部なのです。
一通りの業界を理解できれば、経済の流れや社会の中でその業界が担っている役割が見えてきます。
そして、「自分のやりたいこと」をどの業界で実現できるのかが明確になります。
業界、職種研究をおろそかにしてしまうことは、そういった将来の自分の道を見つけるためのチャンスを逃していることと同じです。
また、多くの企業採用担当者は、就活生に対して、業界、職種研究が十分になされていないと考えているようです。
リクルートが発表する「就職白書」によると、業界・職種研究が十分になされていると考えられる就活生は約30%、というアンケート結果が出ています。
これを逆手に考えれば、あなたがその業界についての理解が十分あり、興味を示すことができれば、他の就活生よりも優位に立つことができます。
業界、職種研究の目的
では具体的に、業界、職種研究の4つの目的をみてみましょう。また、これらの目的を常に頭に入れて業界、職種研究するよう意識しましょう。
目的1. 志望業界、職種の絞込み
業界を知らないまま、応募する企業探しをしてしまうと、あなたが今抱いているイメージ頼りに選んでしまい、失敗する可能性が高まるので注意が必要です。
就活、転職の失敗で特に目立つものは、有名企業というだけで手当たり次第応募をして、まったく内定が出ない、というものです。
よっぽど優秀な人なら特に問題は無いと思いますが、それで上手くいく人はごく一部です。
しっかりと、業界、職種について理解を深めて、応募する業界、職種の絞り込みをしましょう。
一般的には有名でない企業でも、その業界の中ではトップクラスの企業、というなんてことは大いにあり得ます。
目的2. その業界の安定性と将来性(成長分野であるか)を見極める
就職、転職をした後に、あなたはその会社で何年間働き続けますか?
途中で辞めたりしなければ、40年は働きますね。転職したとしても、同じ業界の会社に転職することも多いです。
それらを考えたときに、その業界の安定性、将来性は欠かせない要因になります。
目的3. 採用選考での受け答えに迫力を出す
研究をしっかりしていれば、志望動機の回答にリアルが生まれ説得力のある文章が書けたり、面接での受け答えが自然とできたりします。
また、その業界に精通しており興味関心を持っていることを示すことや、その分野においてどんなあなたの能力を発揮できるかを明確にできれば、採用選考で有利になることは間違いありません。
目的4. 入社前の理想像と入社後の現実のギャップを埋める
その業界、会社に入ったまでは良かったが、抱いていたイメージと現実のギャップが原因で、仕事に対するモチベーションがあがらない、という悩みを抱えている人は以外に多いです。
なぜ間違ったイメージを抱いてしまったのでしょう?
給与や待遇といった面だけを見て会社を決めていると陥りやすい失敗です。
業界、職種研究がそういったギャップを完全に埋められるとまでは言いませんが、そのギャップを小さくすることはできます。
しっかりと研究をして、データや情報に基づいたイメージを元に会社選びをすべきです。
業界や職種の理解を深め就職、転職活動を有利に進めよう
就職、転職活動における業界・職種研究の重要性と目的を理解いただけたでしょうか?
業界、職種研究はとても時間が掛かる作業になります。
しかしこの作業は非常に大切なもので、就職、転職を成功させるためには欠かせません。
その業界や職種に対しての理解をしっかりと持つことは、大きなアドバンテージとなります。
また、業界、職種研究の目的は4つあります。
これらの目的をしっかりと念頭に置きながら、研究をすることを心がけましょう。
- 志望業界、職種の絞込み
- その業界の安定性と将来性を見極める
- 採用選考での受け答えに迫力を出す
- 入社前の理想像と入社後の現実のギャップを埋める