看護師としてキャリアアップを目指すには
看護師のキャリアアップには様々な方法があります。お給料や役職だけではなく、自分の目標や将来像を考え、それを実現するためにはどうしたらよいか、早い時期からプランを考えるとよいでしょう。また、医療や看護分野は常に進化しているため、看護師のキャリアアップには最新の情報や技術へとアップデートすることが重要です。
資格認定制度の取得を目指す
専門看護師
看護師として5年以上の実践経験を持ち、看護系の大学院で修士課程を修了して必要な単位を取得した後に、専門看護師認定審査に合格することで取得できる資格。5年ごとに資格を更新する必要あり。2022年12月現在、3,155人の専門看護師が全国で活躍中。
がん看護、慢性疾患看護、感染症看護、精神看護、老人看護、在宅看護、急性・重症患者看護、母性看護、地域看護、小児看護、家族看護、遺伝看護、災害看護、放射線看護の14分野が専門看護分野として特定されている。
認定看護師
看護師として5年以上の実践経験を持ち、日本看護協会が定める600時間以上の認定看護師教育を修め、認定看護師認定審査に合格することで取得できる資格。5年ごとに資格を更新する必要あり。2022年6月現在、22,155人の認定看護師が全国で活躍中。
感染管理、糖尿病看護、乳がん看護、皮膚・排泄ケア、認知症看護、小児救急看護、緩和ケア、摂食・嚥下障害看護、慢性心不全看護、がん化学療法看護、脳卒中リハビリテーション看護、慢性呼吸器疾患看護、集中ケア、訪問看護、透析看護、救急看護、手術看護、がん放射線療法看護、がん性疼痛看護、新生児集中ケア、不妊症看護の21分野が認定看護分野として特定されている。
認定看護管理者
看護師として5年以上の実践経験を持ち、そのうち通算3年以上は看護師長相当以上の看護管理の経験があること。また、認定看護管理者教育課程サードレベルを修了していて、看護管理に関連する学問領域の修士以上の学位を取得している者が、認定看護管理者認定審査に合格することで取得できる資格。5年ごとに資格を更新する必要あり。2022年6月現在、4,468人の認定看護管理者が全国で活躍中。
参考:公益社団法人日本看護協会