おすすめできない、避けるべき人材紹介会社・エージェントの特徴
おすすめできない、避けるべき人材紹介会社・エージェントの特徴を紹介します。
もしも、ここの避けるべき条件にいくつも当てはまるエージェントだった場合は、すぐにそこの利用を止め、別のエージェントに移ることをおすすめします。
- 避けるべきエージェントの9つの特徴
- 担当のカウンセラーと相性が悪い
- 担当のカウンセラーが頼りない
- 希望していない求人ばかり紹介してくる
- 希望している求人しか持ってこない
- 紹介してくれる求人数が少ない
- 連絡の反応が悪い
- 仕事中に平気で電話連絡をしてくる
- ただ単に年収の高いところばかり紹介してくる
- 紹介してくる求人について全く詳しくない
それではおすすめできない、避けるべき人材紹介会社・エージェントの特徴をそれぞれ説明していきます。
1.担当のカウンセラーと相性が悪い
エージェントを利用する上で絶対に外せない存在がカウンセラーやアドバイザーです。
ちょっと抽象的な話になってしまいますが、人と人とが関わり合う上で相性は欠かせないものです。ましてや、キャリアカウンセリングを通して今後の将来を決めてもらう担当のカウンセラーとの相性はとても大切な要素です。
エージェントを利用する場合は、まずはじめはその担当カウンセラーとの相性を見極めることに注力しましょう。
カウンセリング中に、なにかこの担当者合わないな、やりずらい、と感じることが多々あるときは注意が必要かもしれません。
そのときは、担当者の変更を申し出るか、もしくは別のエージェントを利用する、どちらかの対処法を取るようにしましょう。
2.担当のカウンセラーが頼りない
エージェントのサポートを受けるということは、そこに所属しているカウンセラーのサポートを受けることとイコールです。
そのカウンセラーが頼りなくては、利用者であるあなたも「本当に大丈夫なの?」と不安になってしまって転職活動や就活どころではありませんよね。
1の「カウンセラーと相性が悪い」という話とは若干ニュアンスが違って、「頼りない」カウンセラーとは具体的に次のような人です。
- 業界や職種に関する知識が乏しい
- キャリアカウンセラーとしての経験が少ない
- カウンセリングや面接対策をマニュアル通りにしかやらない
- 応募書類の送付忘れ、面接日時・場所の伝え忘れなどの基本的なミスをする
- あなたが投げかけた疑問に対して、欲しい回答が全く出てこない
- もしくは、完全に180度違う回答をしてくる
- そもそもコミュニケーションの取り方に問題がある
この場合も、担当者の変更を申し出るか、もしくは別のエージェントを利用する、どちらかの対処法を取るようにしましょう。
3.希望していない求人ばかり紹介してくる
ごく稀にですが、希望していない、条件に合わない求人ばかりを紹介してくるエージェントに当ってしまう場合があります。
カウンセリングを通して希望や条件を伝えているのに「おかしいな」と感じたら、それは黄色信号の合図です。
なぜそんな状況になってしまうのかというと、
- 扱っている求人数が少ない
- 扱っている求人の幅が狭い
- そのエージェントの属性があなたのキャリア志向に合っていない
- そもそもキャリアカウンセリングがきちんと行われていない
のどれかが原因となっています。
希望の求人が全く紹介されないのは、明らかにエージェント側になにかしらの問題があると考えられます。すぐに他のところに移りましょう。
4.希望している求人しか持ってこない
上で希望していない求人ばかり紹介してくるエージェントは良くないと説明しましたが、逆に希望している求人しか持ってこないところもあまりおすすめできません。
希望している求人は、求人サイトで条件を入れて検索すれば、自分でいくらでも探し出すことはできます。
また、「条件を満たした会社を紹介しておけば、この人は満足してくれるだろう」なんて甘い考えで将来を決められて貰っては困りますよね。
それだったら最初から自分でなんとかしているよ、という話です。
エージェント利用のメリットはやはり、キャリアカウンセリングを通してあなた自身が気づいていない強みや適正に気づかせてくれることではないでしょうか。
エージェントはあなた自身でも知らなかった適性を市場価値から客観的に見抜いて、キャリアの選択肢を広げてくれる存在でなくてはなりません。
5.紹介してくれる求人数が少ない
エージェントを利用する場合は紹介を受けた求人へしか応募ができません。つまり、紹介してくれる求人数が少ないということは、選考を受けることができる企業数が少なくなってしまうということです。
今後、何年何十年も働く会社選びの選択肢は多いことに越したことはありません。したがって、より幅広い将来の選択肢を提示してくれるエージェントがおすすめになります。
参考までに、通常のエージェントであればおおよそ5~10コの求人を紹介してくれます。
もし2、3コしか紹介してくれないというのであれば、そのエージェントが抱えている求人数がそもそも少ないのか、もしくは企業マターでその中のどこかに求職者を紹介しなくてはいけないような状況なのか、ということが考えられます。
エージェント側の立場からすれば多少仕方のないところはありますが、そんなことは私たち求職者にとってはどうでも良いことです。
ユーザーを第一に考えてくれるエージェントを利用しましょう。
6.連絡の反応が悪い
連絡の反応が悪いエージェントを利用することはおすすめできません。
その原因として考えられるのは、あなたのサポートの優先順位が低い、もしくは担当者のやる気が無い、能力が低いのどれかです。
どの場合だとしても、質の高いキャリアサポートを受けられるとは考えにくいです。
7.仕事中に平気で電話連絡をしてくる
こちらが仕事中にも関わらず平気で電話で連絡をしてくるエージェントにも要注意です。
エージェント側の都合だけで利用者側の都合を全く考えていませんよね。そんな些細な気遣いもできないような人が、きめ細やかなカウンセリングやサポートをできるでしょうか?
もちろん、エージェント側も働いているのは「人」ですから都合や予定はあるでしょう。
それでしたら、最低でも前もって確認の連絡をメール等で入れるべきです。
8.ただ単に年収の高いところばかり紹介してくる
この条件に当てはまるエージェントは比較的多いのではないでしょうか。
しかし、年収だけを考慮し、あなたの希望や適している業界・職種か、会社の成長性や安定性、仕事内容、社内環境などをまったく考慮しないで紹介してくるエージェントも利用は避けましょう。
年収だけで考えるなら、求人サイトでいくらでも調べることはできますし、キャリアカウンセリングとは「一体なんだったのか?」と私も疑問に思った経験が何回かあります。(もちろん、あなたの希望が「できるだけ年収の高いところ」というものであれば問題はないです。)
なぜこのようなエージェントが出てくるのかというと、紹介した人の年収が手数料(売上)に直結するからです。つまり、「紹介者の年収高い=エージェントの売上高い」です。
もしただ単に年収の高いところばかりを紹介してくるようなら、そのエージェントは自分たちの利益ばかり見て、利用者のキャリアのことなんて全く考えていないということが分かります。
エージェントは利用者に対して、さまざまな要素を考慮した幅広いキャリアの選択肢を与えてくれる存在でなくてはなりません。
9.紹介してくる求人について全く詳しくない
普通のエージェントの担当者であれば、紹介してくれる求人についてとても詳しいものです。
その企業は「どんな会社なのか」「規模は」「業績は」「その部署の仕事内容は」「魅力は」「あなたのどこに適正があるのか」、などなど様々な情報について説明しくれます。
もし、それらの説明が大幅に省かれただ単に求人を紹介してくるだけのエージェントはおすすめできません。
その紹介先がどんな会社なのか、どんな部署なのか全く把握していない可能性が高いからです。エージェントも良く把握していないようなところなんて、どんな会社か分かりませんからね。
もし「その求人についての説明が足りないな」と感じたときは素直にこちらから質問してみましょう。
その質問に対してどんな反応をしてくるかは注意して観察する必要があります。
もしエージェントを利用して、これらのおすすめできない、避けるべき条件に当てはまるエージェントだった場合は利用の継続を考え直したほうが良いかもしれません。
時間を無駄にしてしまうどころか、時間の経過と共に転職や就活のやる気すら失われる可能性があるからです。