既卒は就職できないの?これが既卒就活の実態!

既卒は就職できないの?これが既卒就活の実態!
今回のポイント

  1. 既卒が就職できないというのは過去のもの。積極的に就活を継続していこう
  2. 既卒でもきちんとした方法で就活を進めれば就職できる
  3. 就職できないからと、ひとりで悩まない
  4. 既卒で就職できない人の特徴は5つ

既卒は就職できないの?これが既卒就活の実態!

既卒は就職できないとあきらめてない?

「既卒になったら就職できない。」

「新卒のときに就職を決めておけば良かった。」

「既卒を相手にしてくれる企業なんてないんじゃないの?」

私がたずさわっている人材会社でも、毎年よくこんな声が既卒者の方々から聞こえてきます。

この噂は、はたして本当なのでしょうか?

今回は、就職できないのではないかと不安になっている既卒者に向けて既卒就職の実態と既卒就活の進め方を紹介します。

既卒就活の実態|既卒は就職できないは本当か?

「既卒は就職できない」というのは本当のことなのでしょうか?

ここでは、さまざまなデータをもとに既卒就活の実態に迫っていきたいと思います。

既卒者数の推移

既卒者数の推移

引用元:厚生労働省若年者雇用対策室「平成30年度全国キャリア・就職ガイダンス」

まずは既卒者数の推移について見てみましょう。

就職氷河期時代と呼ばれた平成5年~17年をピークに、徐々に既卒者の数は減少しています。

リーマンショックの影響により平成23、24年と上昇傾向にありましたが、その後日本経済が安定を取り戻してからは再び減少傾向となりました。

そして平成28、29年では既卒者の数は2万人強にまで落ち着いています。

この近年の既卒者数の減少を見ると分かるように、人材市場はかなりの売り手市場であることが分かりますね。

人材の売り手市場とは、有効求人倍率が1.0倍以上の状態で、求職者の数よりも企業が雇用したい人数の方が多い状態のことです。
求人が多く出されているので、求職者はより多くの職業の選択肢を得ることができます。
つまり、求職者が有利な状態=人材売り手市場というわけです。

既卒者の内定率

既卒者の内定率

引用元:株式会社マイナビ「2017年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」

つぎは、新卒のときに就職を決められず既卒になってしまった人の、卒業後の内定率について見てみましょう。

今回は、マイナビの「2017年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」を参考にさせていただきました。

この調査によると、どの年代においても既卒者の内定率は45%弱であることが分かります。

既卒になってしまって、既卒の就活で内定を決められた人は全体の半分にも達していない状況です。

人材売り手市場であるにもかかわらず、なぜこんなにも既卒者の就職率は低いのでしょうか?

それには原因があります。

既卒者自身に問題がある場合と、そもそも就活の方法に問題がある場合です。

それぞれについて下の『既卒で就職できない人の特徴』と『既卒就活の方法』で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

新卒枠での既卒者の応募受付状況

新卒枠での既卒者の応募受付状況

引用元:厚生労働省若年者雇用対策室「平成28年度全国キャリア・就職ガイダンス」

上のグラフは2010~2015年の新規学卒者採用枠での既卒者の応募受付状況を表しています。

このグラフが示すとおり、既卒者が新卒枠として応募可能な企業の割合は年々若干の増加傾向にあります。

2015年には、新卒枠として既卒者が応募可能な企業は全体の70%、そのうち採用に至ったのは37%となりました。

2016~18年のデータはまだ出ていないですが、応募可能な企業の割合はさらに増えていると考えられます。

そして、既卒者を新卒者として採用するという考えは中小企業だけにとどまらず、大企業にも浸透してきています。

なので、既卒から大企業へ入社をするというのも決して不可能なことではありませんよ。

新卒枠での既卒者の応募可能な卒業後の経過期間

既卒者の応募可能な卒業後の経過期間

引用元:厚生労働省若年者雇用対策室「平成28年度全国キャリア・就職ガイダンス」

では、既卒者は卒業後どの程度の期間において新卒として応募可能なのでしょうか?

上のグラフを見てみましょう。

2015年時点では、1年以内が25%、1~2年以内が15%、2~3年以内が52%、3年以上が8%となっています。

2011年以降において急激に2~3年以内の割合が増えていますが、これは厚生労働省の「卒業後3年以内の既卒は新卒扱いとすること」と企業にはたらきかけたためです。

このはたらきかけはもちろん現在も進行中です。

近年では人材売り手市場もあいまって、さらに企業の「卒業後3年以内の既卒は新卒扱い」の動きが積極的になっています。

既卒が就職できないというのは過去のもの

既卒者の内定率は45%強とけっして高いと言える割合ではありません。

しかし、企業の既卒者を受け入れる動きは5、6年前と比べものすごく活発になってきています。

政府の後押しもあって、今後もさらに既卒者を受け入れてくれる企業が増加していくことは間違いないでしょうね。

なので、「既卒は就職できない」という認識はいまの社会には当てはまりません。

既卒になったからといって、そこで就職をあきらめて就活をやめるのではなく、逆にもっともっと就活にチカラを入れていくことが既卒就活成功のカギです。

既卒で就職できない人の特徴

既卒で就職できない人の特徴

私の経験上、既卒で就職できない人の特徴はおもに次の5つであることが多くなっています。

  1. 事前の準備が足りない
  2. 就活を積極的に行わない
  3. こだわりが強すぎる
  4. 軸が定まっていない
  5. 人や社会のせいにして、自分を正当化している

では、それぞれの既卒で就職できない人の特徴を説明してきます。

1.事前の準備が足りない

新卒の就職活動に失敗する人の半分以上は、事前の準備不足が原因です。

私自身も物事を進めるときに期限ギリギリにならないとなかなか重い腰が上がらず、事前準備をおろそかにしてしまいがちなのですが、そういった方って以外に多いですよね。

就職活動というプレッシャーのかかる重要なイベントになればなおさらのことだと思います。

書類や面接対策などの事前準備が大切なことはみなさんも承知の上だと思いますが、それでもおっくうになってしまいがちでなかなか事前準備が進まないなんてことは良くあることです。

そういったクセで新卒のときに就職を決められなかった人は、既卒になってからもそういった傾向を持っていることが多々あります。

新卒と既卒で比べれば新卒の就活のほうがもちろん有利ですから、その欠点を克服せずに、既卒の就活をいくらやっても就職を成功させることは難しいかもしれませんね。

就活が成功するかしないか、の半分以上は事前準備を充分に行ったかどうかにかかってきます。

その就活準備が足りないようでは、いつまでたっても就職はできないでしょう。

2.就活を積極的に行わない

既卒になってしまった人で、就職活動を頑張ってるという方は思いのほか少ないものです。

早く働き出したいと頭では考えていても、就職活動を積極的に行おうとしません。

これって普通に考えて、働きたいなら就職活動を頑張れば良いのでは?と不思議に思う人もいると思います。

が、既卒の方自身が考えていることは少し違います。

なぜなら既卒になってしまった人は、自分のことを職歴なしで卒業してからも働いていない半分ニートのような存在であると考えてしまいがちだからです。

そうするとどういった精神状態に陥ってしまうでしょうか?

ー 就職活動をしたところで、なかなか内定なんてもらえない。

ー ちゃんとした企業に就職できない。

ー 時間や努力のほとんどが無駄になってしまう。

などのネガティブな思考に陥ってしまうわけです。

そうなってしまうと、就職活動を積極的に行おうなんて考えには到底辿り着きませんよね。

3.こだわりが強すぎる

新卒のときに就職が決まらない原因の1つに、こだわりが強すぎるというものがあります。

そして、これは既卒者にもあてはまることです。

さまざまな会社を調べたり、いくつもの選考を受けている既卒者の方もいますが、こだわりが強すぎるためになかなか就職を決められません。

例えば、いくら企業の募集要項を調べてみても希望の条件に合うところがなかったり、せっかく内定をもらっても自分のやりたいこととかけ離れているために辞退をしてしまう人がいます。

そのこだわりに当てはまる企業がいくら探しても見つからないのなら、そのこだわりは世間の感覚とズレれているものかもしれない、と考え直すことも重要ですね。

4.就活の軸が定まっていない

こだわりとは逆に、就職活動の軸が定まっていないことが原因で就職できない既卒者の方もいます。

ここでいう「軸」とは、今後のキャリアや生活を考えたときに一番大切にしたいもの、絶対に条件から外せないもののことです。

就活における「軸」の例

  • 特定の業界/職種で就職
  • 大企業/中小企業/ベンチャー企業で就職
  • 保持している資格を活かせる仕事
  • 個人/チームプレーの仕事
  • 年収〇〇円以上
  • 福利厚生が充実
  • 土日休み
  • 残業20時間/月以内

軸が定まっていない既卒者は、自分の考えがあやふやなままに就職活動をしているわけですから、選考を受ける企業を絞ることもできませんし、その軸に沿って上手に自分のことをアピールすることもできません。

そして、軸があやふやな人は就職活動を積極的におこなおうともしませんし、良いことはなにひとつありません。

なので、就職活動をするときにはしっかりと軸を定めてそれにあった企業選び、自己PRの方法を考えることが大切になってきます。

軸を定めることは大切であると言いましたが、なんでもかんでも軸にして自分自身をがんじがらめにしてしまう行為はダメです。

それは上で説明した、こだわりが強すぎるということに繋がってしまいますからね。

軸は最低でも1本、多くて3本程度を目安に定めると良いでしょう。

5.人や社会のせいにして、自分を正当化している

自分が就職できなかったことを、他の人や社会のせいにしてしまう既卒者をたまに見かけます。

就職できなかったことを自分以外に原因があると考え、自分を正当化しようとします。

そういった人たちは、もれなく就職できないケースが目立ちます。

なぜならそういった既卒者は、企業面接を受けるときにも自分を正当化して話しをしてしまうからです。

既卒の面接ではよく「なぜ新卒のときに就職を決められなかったのですか?理由はあるんですか?」のような質問を投げかけられます。

そして、自分を正当化している人はその質問に対し「自分は悪くない。悪いのは他の人や社会情勢の問題だ。」のような返答をしてしまうんですよね。

直接的にそのような言い方をしなくても、言い回しや雰囲気で面接官に見抜かれてしまうことも多いのです。

自分が悪いなんてあまり話したくはないですし、その気持ちも多少は分かりますが。

でも、企業はそんな考えは求めていません。

同じような状況でも、しっかりと新卒のときに就職を決めている人もたくさんいるでしょうしね。

ちっとも反省してないな、成長が見られないな、と面接官に愛想をつかれてしまってはおしまいです。


以上の5つが、私がもっとも実感している既卒で就職できないひとの特徴です。

当てはまるものはありましたでしょうか?

1つでも当てはまるものがある、という方は少しでも意識して、その弱点を克服するか補うように就職活動を進めていく必要があります。

既卒就活の方法|既卒でもきちんとした方法で就活を進めれば就職できる

本文中の上で「既卒が就職できないというのは過去もの」であると説明しましたが、では具体的に既卒者はどのように就活を進めれば就職ができるのでしょうか。

その答えは、既卒の就職活動に特化した就活媒体を利用することです。

既卒の就活の方法は、おもに次の5つになります。

  1. 就活/転職サイトを利用する
  2. 企業の採用ページから直接応募する
  3. 既卒向けの就職エージェントを利用する
  4. 転職エージェントを利用する
  5. 若者ハローワークを利用する

そしてこの中で、私が言う”既卒の就職活動に特化した就活媒体”とは、3番目の既卒向けの就職エージェントのことです。

普通なら、就活/転職サイトを利用した就職活動をするのが一般的ですが、既卒の就活となると少し話が違います。

既卒の就活は、新卒の就活とも中途採用の転活とも違います。

就活サイトでは主に新卒向けの求人が掲載されていて、転職サイトでは主に社会人経験のある中途向けの求人が掲載されていますよね。

既卒の方は、そのどちらにも当てはまりません。

そうすると、就活/転職サイトに掲載されている既卒向けの求人はものすごく限られてしまいます。

就職をすることを最終目標に置いているのに、最初から就職先の選択肢を減らしてしまうことは良い判断とは言えません。

なので、そういった求人サイトを使った就職活動は既卒者には向かないのです。

「企業の採用ページから直接応募する方法」と「転職エージェントを利用する方法」も同様に、既卒向けの求人が少ないことからおすすめできません。

また、最近になって始まった「若者ハローワーク」という10~20代を専門に扱っているハローワークもありますが、求人の質やサポート内容などを総合的にみても、まだまだ利用価値があるとは言いがたいところです。

それにひきかえ、既卒向けの就職エージェントでは、扱っている求人は全てが既卒向けのものですし、既卒就活を熟知したカウンセラーからのアドバイスや相談も受けられます

既卒者にはゼッタイに欠かせない就職エージェント。その求人とサポートは間違いなく既卒者の大きな味方となるでしょう。

既卒向けの就職エージェント

ジョブハンティング.comでは、既卒向けの就職エージェントをランキング形式で紹介しています。

それぞれのエージェントの求人の質/数、サポート内容、特徴などをまとめているので、利用を検討したいという方はぜひ下記のページをチェックしてくださいね。

【既卒】エージェントランキング

おすすめ既卒就職エージェントランキング

就職ができないときは、ひとりで悩まない

最後に、私から既卒の方に向けてアドバイスをしたいと思います。

既卒の方で、「いくら就活を続けても就職ができない」と悩んでいる人は少なくありません。

そして、そういった悩みを持っている人はひとりで抱え込む傾向にあります。

新卒の就活もうまくいかず既卒になってからも就職できない、なんてそう軽々と相談できるものではありませんよね。

でも、いつまでもひとりで悩んでいてもなにも解決はしませんし、どんどん就活に対するモチベーションが下がっていく一方です。

こういった状況に陥ってしまった場合は、ひとりで悩まずに必ず誰かに相談をしましょう。

親、兄弟、親友、など頼れるひとならだれでも構いません。

相談することで解決することもありますし、解決できなかったとしても不安や心配ごとのはけ口を作ることのほうがなによりも大切です。

頼れる人がいない場合やしっかりとしたキャリア相談がしたいのであれば、上で説明した既卒向けの就職エージェントのカウンセラーのサポートを受けてもいいですね。

就職をしていざ働き出してから考えてみると、なんであんなことで悩んでいたんだろう、もっと積極的に就活すれば良かったと感じるに違いありませんよ。

「既卒は就職できない」は誤まった考え

既卒は就職できない。

と、考えている人は少なくありません。

しかし、それは誤まった考えです。

それよって、就活がおろそかになってしまったり、モチベーションを落としてしまうのはとてももったいないことです。

既卒に特化した就活媒体である就職エージェントをうまく利用して、就職活動を進めていくことが既卒就活を成功させるための近道です。

既卒になってしまったからといって就職をあきらめるのではなく、積極的に就活を継続していきましょう。

既卒が利用できるエージェントを紹介

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