企業の新卒採用に対する考えは?企業の動向を掴んで就活を有利に

企業の新卒採用に対する考えは?企業の動向を掴んで就活を有利に
今回のポイント

  1. 企業が採用選考時にもっとも重視する項目はコミュニケーション能力
  2. 新卒者は学生である以上、やはり学業が一番大切
  3. 企業の採用に対する考え方を知ることは、就活や転職を有利に進めるためにも大切

企業の新卒採用に対する考えは?企業の動向を掴んで就職を有利に

今回は2016年11月15日に経団連より発表があった「2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果」を紹介します。

この企業向けアンケートは1997年度から毎年実施されており、企業の大卒等新卒者の採用選考活動を調査することを目的としています。

企業が新卒採用についてどう考えているのかが数値で明確に表されているので、新卒の就活生だけでなく、既卒、第二新卒などの転職者にも非常に有益な情報になっていますので、是非この記事に目を通してください。

企業の新卒採用に対する考えや動向を掴むことで就活をより有利に進めることができますよ。

企業が選考時に重視する要素

企業が選考時に最重要視している要素は圧倒的大差でコミュニケーション能力となっています。

13年連続で1位の要素となっており、年々その重要性は増していっています。学生や20代を中心に”コミュ力”と呼ばれ、企業と同様に若者もその重要性を理解しているのではないでしょうか。

どんな作業をするにも、人と関わりがある以上はコミュニケーション能力は必須です。

選考過程ではいかにコミュ力をアピールできるかが重要になってきます。

企業が選考時に重視する要素

(経団連:2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果)

選考にあたっての学業成績の重視状況

このアンケート結果では「かなり重視した」が3.5%で、「やや重視した」が41.1%と51.8%となっています。

この数値を見る限りは、学業成績は選考過程においてそこまで大きなウェイトを占めていない、と読むことができると思います。

しかし、本当にそれは事実なのでしょうか?

私の見解では、学業成績は採用要素の少なくても50%以上を占めていると考えています。

「やや重視した」の割合がここまで高い理由としては、2010年~2013年の就職氷河期時代の採用を制限して学生を厳選していたときに比べると学業成績のウェイトが減っているので、企業側は「やや重視した」という選択肢を選んでいると考えられます。

このアンケート結果は鵜呑みにせず、あなたが学生である限りは、やはり学業成績が一番重要であることを忘れず理解しておく必要があります

選考にあたっての学業成績の重視状況

(経団連:2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果)

採用実施企業割合の推移

採用を実施した企業の割合は最新で96.8%となっており、高水準で推移しています。

現在の日本の経済状況を鑑みると、18卒対象の採用実施企業割合も同じぐらいになるのではないでしょうか。

採用実施企業割合の推移

(経団連:2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果)

新卒採用市場に対する企業の評価

2017年も前年同様売り手市場と考える企業が多いようです。

売り手市場であれば就職活動をしている方にとっては非常に有利な状況と言えます。

内定がなかなか出ない状況に陥っている方は、一つの業種にこだわらず、様々な分野の企業にアプローチしてみてはいかがでしょうか?

採用目標人数に届いていない企業は数多く存在するはずです。

新卒採用市場に対する企業の評価

(経団連:2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果)

就職に関し「売り手」とは就職したい学生のことで、「買い手」とは採用したい企業のことを指しています。

また、「売り手市場」とは売り手優位の市場であり、多くの求人があることを意味します。

同様に、「買い手市場」とは買い手優位の市場で求人に対する応募学生の数が多く、企業が厳選して採用する学生を選べる市場であることを意味します。

企業説明会の実施状況

企業説明会の開催回数を「大幅に増やした」「やや増やした」と回答した割合が53.2%となっており、積極的に採用活動をしている企業が年々増えています。

これにより、企業説明会に参加できる機会が増えているはずなので、積極的に企業説明会には参加し、業界・業種の理解を深めましょう。

企業説明会の実施状況

(経団連:2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果)

17卒採用スケジュールの前年・前々年との比較

採用スケジュールが近年コロコロと変わっていることは皆さんも知っているとは思います。

そのスケジュール変更に対する企業の見解です。

16卒対象のスケジュールよりは良くなったと考えられているようですが、15卒対象のスケジュールの方が良かったと考える企業が多いようです。

採用スケジュールは毎年変わる可能性があるのでしっかりと把握しておきましょう。

17卒採用スケジュールの前年・前々年との比較

(経団連:2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果)

採用スケジュール変更の影響:学生の学業や就活

17卒対象の採用スケジュールは、16卒対象のものより選考活動開始時期が2ヵ月前倒しになりました。

良い影響で最も多かった回答は「就職活動の長期化の是正」です。

一方、悪い影響で最も多かったのは「学生の業界・企業研究の促進」でした。

企業側もこの2ヵ月の前倒しにより、学生の業界・企業に対する理解が追いついてこないと考えているようです。

この悪い影響を知っている学生にとって、ある意味これはチャンスです。

なぜなら、業界・業種研究を他の人より頑張ることにより、そこで大きな差が生まれメリットになるからです。

研究する期間が短くなったことを理由に、浅く研究するのではなく、より深い業界・企業研究をしましょう

採用スケジュール変更の影響:学生の学業や就活

(経団連:2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果)

「指針」で規定したスケジュールの遵守状況

「ほとんど守られていない」「あまり守られていない」と回答した企業が89.6%にも上ります。

どうやら実態では、経団連の指針で定められた採用スケジュールは守られていないということになります。

就活を円滑に進めるには、より早い段階で、エントリーする企業を決め、その企業の採用スケジュールを一つ一つ確認し管理する必要があります。

スケジュール管理の失敗は就活において命取りになりかねないので、早め早めの行動を心掛けるようにしましょう。

「指針」で規定したスケジュールの遵守状況

(経団連:2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果)

「指針」で規定したスケジュール見直しは必要か?

採用スケジュールを「見直すべき」と回答した企業は63.2%と半数を超えています。

近々また採用スケジュールの変更があるかもしれませんね。。。

「指針」で規定したスケジュール見直しは必要か?

(経団連:2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果)

新卒一括採用についての現在と今後の基本方針

現在は、「春季一括採用のみ実施」している企業が45.8%となっていますが、今後は27.6%まで減るようです。

「春季一括採用を基軸としつつ、多様な選考機会を設ける」の41%(現在)→53.6%(今後)の割合の変化が示すように、より流動的で柔軟な採用体制を敷く企業が増えてきます

春季の就職活動に失敗したとしても、チャンスが以前よりも多くなるので、最後まであきらめず就職活動を続けましょう。

新卒一括採用についての現在と今後の基本方針

(経団連:2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果)

多様な選考機会を提供する理由

「様々な機会を設けることで優秀な人材を採用しやすくするため」「既卒者、留学生、外国人など多様な人材を確保するため」「経営環境の変化を踏まえ、柔軟に必要な人材を採用するため」の3つの理由が7割以上を占めています。

近年は就職売り手市場が進んでいるので、より優秀な人材を確保するために企業の採用体制が変化しつつあります。

多様な選考機会を提供する理由

(経団連:2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果)

企業の新卒採用に対する考えは理解できましたか?

経団連より発表があった「2016年度新卒採用に関するアンケート調査結果」を紹介しましたが、企業の採用に関する考え方は理解できましたか?

これらの情報は就活、転活を進める上でかなり有益な情報になっているので、しっかりと頭に入れましょう。

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